うねりもだいぶ落ちました。

南浮磯で、いきなりイルカを見つけました。
ミナミハンドウイルカが舳先に寄って、それはそれはのんびりしています。
その向こうには、ハシナガイルカの群も見えます。

とても良い状況に、ドキドキしながら急いで準備をします。
ミナミハンドウを目指して、そっと海に入ります。
6頭のイルカは、ヒトが入ってもまったく気にしてないようです。

若いイルカが近付いて来ました。
眼を細めて、じっとこちらを観察してます。
誘うと、水中で回ってくれました。

このイルカは、エントリーのたびに寄ってきて遊んでくれました。
泳ぎながら、しきりに声を発してました。
何を言ってるのかな?
ひとしきり絡んでから、慌てて他のイルカを追っていきます。

ミナミハンドウとのスイムのあとは、近くにいるハシナガイルカをウォッチしましょう。
100頭ほどが2つの群れに分かれていて、交互に浮上してきます。
あっち見たりこっち見たり、見てる私たちは忙しいです。
イルカの方も、海面に背伸びしてこちらを見てたりして。

得意のきりもみジャンプを見せてくれるイルカもいます。
そのたびに、各船から歓声が上がります。

海が穏やかになってるので、南島へも上陸しましょう。
扇池から泳いでいきます。
自然観察路は立ち入り禁止期間中ですが、砂浜から陰陽池まで歩けます。
白砂の上を歩くのは、気持ち良いですね。

カツオドリも減ってきました。
まだ残っているワカモノは、やはり船を気にして寄ってきます。
真上からこちらを観察しては、ゆうゆうと飛び去りました。

南島瀬戸を抜けて北上していたら、ハシナガイルカの群がいました。
どうやら、先ほどの群れから分かれた一団と思われます。
50頭のイルカに囲まれました。

晴れているので、スマートな姿がいっそう美しいです。
お客様も、「ミナミハンドウとは違って肌がきれいですね」と感嘆されてました。
確かに、ミナミハンドウよりは傷が少ないですよね。

兄島海域公園キャベツビーチに停まって、ランチです。
午前にたくさん泳いだので、すっかりお腹が空きました。
もりもりいただいたら、さあ、今度はスノーケリングです。
お子様がお父様にしがみついてらして、ちょっと泳ぎにくそうですね。
それでも、お子様もじきに慣れて、ひとりで泳いでらっしゃいました。

滝之浦でハシナガイルカを見つけました。
この群は神経質でした。
浮上してもすぐ潜ってしまい、かなり離れたところへ浮上して来ます。
逆光に、イルカのシルエットが浮かび上がります。

弟島から戻って、バラ沈でスノーケリングにしました。
ちょっと深いところにバラバラになった沈船と、その回りのサカナたちが見えます。
兄島からは、まだオガサワラゼミの声も聞こえます。

アフタヌーンティをとってから、帰港しました。
今日はハシナガイルカが多く、出会ったイルカの延べ数はいったいどれくらいになったのでしょうか。
イルカたちそれぞれの動きも異なり、楽しい一日でした。