おがさわら丸出港中の、静かな父島です。

今日のツアーで最初に見つけたのは、マンタです。
水面下の姿にエントリーすると、さーっと泳ぎ去ろうとします。
お客様は、その後ろについて泳いでいきました。
眼では見られましたが、さすがに近付けきれず、マンタの写真は撮れませんでした。

南島へ上陸の準備をしていたら、イルカ情報をもらいました。
ハートロック沖のミナミハンドウ5頭にスイムしましょう。
このイルカたちも早い動きで、横を通過していきました。


ずいぶん小さい子イルカだと思ったら、ミナミハンドウではなく、ハシナガの子でした。
たまにある事例で、これまでにこういうハシナガの子が育ったことはありません。
果たして、この子はどうなるか、気になるところです。


また、別のイルカ情報がありました。
サメ池前で、11頭のミナミハンドウです。
まとまって、まっすぐ水中をやって来てくれました。
マダムと呼んでるイルカを先頭に、親子も2組混じっていました。


通り過ぎた群れを見送ってると、すぐ後ろから追い抜いていくイルカもいます。
なぁんだ、そこにいたの?
イルカに気付いて近付こうとすると、行ってしまいます。
遊ばれちゃったかな。


イルカたちは、白砂の海底を背景に泳いでいましす。
このあたりならではの、美しい姿です。


スイムのあとは、ジョン沖に止まってランチをとりました。
腹ごなしは、テーブルサンゴを見ながらのスノーケリング。
色とりどりのサカナたちがたくさん群れていました。


さっき行きそびれた南島へ上陸しましょう。
扇池の砂上には、アオウミガメの産卵上陸跡が残っています。
そろそろ産卵シーズンも終盤で、こんな跡が見られる機会も少なくなります。


孵化したのに、海まで辿り着けなかった子ガメもいました。
今頃、アナタの兄弟はどこまで泳いでいってるのかしら。
うち何頭が、オトナになって小笠原へ戻ってくれるのでしょうか。


人丸島の西にハシナガイルカがいました。
50頭くらいが、あまり動かず、同じところを回っています。


潜りがちで、やや神経質なイルカでしたけど、船のすぐ横に現れもしました。
海面上に目を出してるのは、こちらを見ているのかもしれません。


群れの中には、小さいベビーが数頭いました。
海面に飛び上がるように呼吸するたびに、「可愛い!」と歓声が上がります。
母さんに見守られて、無事に育ってね。


最後は、キャベツビーチでスノーケリングです。
海に気持ち良く浸って、いつまでも泳いでらっしゃいました。


ずっと靄がかかっているこの頃ですが、どうやら、西之島の噴煙のようです。
活発な地球の動きは魅力的ですけど、この先悪影響がないようにと願っています。(TOMOKO)