台風10号のうねりが届いています。
それでも、雨の予報は外れ、晴れてきました。

二見湾を出て、小港を覗き、ジョンジニービーチまで走りました。
さすがにこの先は荒れていて、とても行けません。
二本岩のあたりをぐるっと回ることにしましょう。

焼き場海岸の沖にイルカがいるようです。
行ってみると、ミナミハンドウ1頭がゆっくりしていました。
波があって透明度も悪そうですが、泳ぐ用意をしましょう。
エントリーすると、小笠原にしては珍しく濁っていて、何も見えません。
とてもイルカを見つけられそうにない、と思ったのですが、その濁りの中からイルカが現れました!

透明度は5mくらいしかありません。
スイムには最悪のコンディションながら、イルカの方から何度も寄ってきました。
お客様もすぐ近くで見ることができて、喜んでらっしゃいました。

ほとんど見通せない海中で、迷わずまっすぐこちらに向かって来るイルカには、驚かされます。
確かに、眼ではなく、エコロケーションを使っているのでしょう。
そのおかげで、イルカとのスイムを楽しむことができました。

次は、兄島海域公園キャベツビーチでのスノーケリングです。
台風のうねりがあっても、潮通しが良いために、海中の景色が抜けています。
たっぷり水中を満喫していただきました。

滝之浦のバラ沈に移って、ランチにしました。
ランチのあとは、スノーケリングです。
バラバラになった船の残骸の周りには、サカナたちが群れていました。

午後は西側を北上して、孫島まで走りました。
でも、イルカの姿を見つけられません。
沖でハシナガイルカのジャンプを見たと思ったのですが、それきり姿がありません。
跳んですぐに泳ぎ去ったのでしょうか。

最後は、釣浜に止まりました。
歩いて浜までいらしたかたも泳いでらっしゃいました。
テーブルサンゴも多く、サカナの群もいて、父島ではベストポイントです。

台風の勢力が大きくて、今後の動きも気になります。
このうねりが早く収まるといいのですけど。(TOMOKO)