今日も良いお天気です。
太陽の陽差しを浴びて海の透明度も良さそうです。

スノーケリングビギナーさんがいらしたので、まず枝サンゴで練習しましょう。
久しぶりのかたも、肩慣らしのスノーケリングです。

一通り慣れたあとは、南島へ向かいます。
途中イルカの情報があったので、そちらへ立ち寄りましたが、動きが早くロストしたようです。
潮が高いうちに南島へ行きたいため、イルカは諦めて、扇池から泳いで上陸します。
少し波はありますけど、泳ぐのは問題ありません。
晴れてキレイな南島をご案内できました。

その間、上陸されないお客様は、ザトウクジラをウォッチしました。
そろそろシーズン終わりなのに、まだ残っているザトウがいるのですね。
この辺りかと狙いをつけて待っていると、右舷すぐに浮上して来ました。
間近に見る大きさに、お客様も驚いてらっしゃいました。

上陸されたかたたちが戻られてから、先ほどのザトウを追いかけました。
8分間隔で浮上して、どんどん北へ進んでいきます。
そろそろこのクジラもアリューシャンへの長旅に出るのでしょう。
来シーズンもまた小笠原に戻ってきてくれますように。

滝之浦にハシナガイルカがいるとの情報が入りました。
40頭程のハシナガが行ったり来たり、休憩中です。

イルカ同士追いかけっこをしたり、ジャンプをしたり、思い思いに過ごしています。
舳先すぐ下にもやってきます。
穏やかな入り江で、リラックスしたハシナガウォッチとなりました。

お昼は、兄島海域公園のキャベツビーチで取ります。
たくさんのサカナに囲まれながらのスノーケリングです。
晴れていて、水着だけで泳がれているかたもいらっしゃいます。

午後は、西側を北上していきます。
瓢箪島を通り過ぎた辺りでイルカの背ビレを見つけました。
ミナミハンドウイルカです。
タイミングを見てエントリーすると、3頭のイルカがすぐ横を通過していきました。

どうやら今はヒトと遊ぶ気はなく、移動中のようです。
横に並んでも、動きは変わりません。 後ろ目でこちらを見ながら、真っ直ぐ泳いでいきます。

ゆっくりしていたイルカですが、潮波に入ると波乗りを始めました。
そして、それきり見失ってしまいました。
やっぱりイルカは気分屋です。
それでも、速度が上がる前に水中で彼らと会えたので、ほっとしました。

西島をぐるっと回り、滝之浦の浅沈でスノーケリングタイムです。
透明度が高い今日、下の沈没船が目の前にあるかのように、船上からもくっきりと見えました。

夏のような強い陽差しの中で、冬に遭うザトウを始め、三鯨種に会えたツアーでした。
景色とクジラがちぐはぐなのが面白い1日でした。(NAOMI)