今日は、チャーターで外洋域へ行きました。
青い空に浮かぶ白い雲を見ながら凪いだ海を走るのは、とても気持ち良いです。

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目的であるマッコウクジラを捜す前に、何やら現れました。
水しぶきを上げながら、たくさんの背ビレが船に向かって来ます。
マダライルカです!

あっちからもこっちからも、ジャンプしながら猛スピードで近付いて来ます。
その勢いのまま、船と併走します。
泳ぎながらも、見事なジャンプを見せてくれます。
あまりにも早いので、なかなかうまく撮れません~。

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マダライルカは、クチバシの先が白くて、体中に斑点が散ってます。
太陽を浴びて、そのからだが輝きます。
美しくもアクティブなそのさまに、ワクワクします。
小笠原で見られるイルカの中でも、もっとも群れが大きくて活発で見応えがある種といっていいでしょう。
そうです、これこそが、マダライルカ!です。

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舳先に寄ってくると、数頭揃って船首波に乗ります。
凪いだ水面下に、その姿がくっきり見えます。
まるで、水がないみたい。
イルカたちは、船との競争を楽しんでいるようです。
私たちにとっても、マダライルカたちとの出会いは、実に実に楽しいものです。

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このあと、また別のマダライルカの群にも遭いました。
そして、目的のマッコウクジラにも。
親子が並んでいるマッコウたち、ブローを繰り返すマッコウ、こちらの様子を見てるらしいマッコウなどなど。
穏やかな海で、斜めに上がったブローがよく見えます。

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マッコウクジラを待って船を停めていると、またマダライルカたちがやって来ました。
時折ジャンプを見せながら、船の近くを通り過ぎていきます。

アカボウクジラも現れました。
白い頭の成熟オスが、メスたちを連れているようで、尾も上げずに潜っていきました。

帰りがけの沿岸域では、ミナミハンドウイルカ20頭を見つけました。
水中でも寄ってきました

4種類のクジライルカに会えた充実の一日でした。