昨日は小笠原も冷え込みました。
島民同士が顔を合わせるたびに「寒いね〜」と言葉が出るほどに。
が、今日は、打って変わって暖かです。
風が南に回り、海の上でも半袖で過ごせます。

出港して、まずは南へ向かいます。
ジョンジニービーチ前を通り、南へ抜けようとしましたが、向かい風が強いため引き返しました。
南島の西側に回り扇池を覗くと、上陸できそうです。
誰も居ない南島をご案内します。

船に戻り北上しているところへ、イルカの情報が入りました。
ウェザー下にミナミハンドウイルカがいるとのことです。
早速、泳ぐ準備をします。

タイミングを見てエントリーすると、7頭のイルカがまとまっていました。
子イルカもいます。
イルカたちは真っ直ぐやって来て、下を通ります。
真っ青な海の中、優雅に泳ぎ去っていきました。

次のエントリーでは、1頭が真下からこちら目指して浮上してきました。
潜ってみると、クルリと絡んでくれました。 ヒトに興味を持ったようでした。

そののちは移動モードになり、スピードも上がりややばらけました。
でも、前回はイルカが見られなかったとおっしゃるお客様も、間近でしっかりご覧いただけました。

兄島海域公園に停まり、お昼とスノーケリングタイムです。
太陽に照らされて、船上からでもサカナがよく見えます。

午後は、兄島・弟島の岸寄りを走りました。
黒浜にハシナガイルカがいました。
60頭程が、一斉に呼吸をしに上がってきます。
波乗りをしつつ、舳先にも寄ってきました。

潜ったハシナガを探していると、あ、あちらに背ビレです。
え、でも、大きい・・・?
なんと、ミナミハンドウが北から泳いできたようです。
そのままハシナガの群れと合流するかと思いきや、南へ泳ぎ続けました。
ハシナガを離れて、ミナミハンドウとスイムしましょう。

10頭のアダルトの集団です。
半分寝ているのか、のんびりしています。
水面で待っているヒトを気にもせず、すぐ下や横を通過します。

それでも気になってきたのか、こちらの顔を覗き込んでくるようになりました。
試しに誘うと、クルクル回ります。
1頭と遊んだら、続いてもう1頭も。
さすがに息が続かなくて、2頭目と回っている途中でさようならです。

時たまジャンプも見せるミナミハンドウたち。
どんどん南へ向かっているけど、どこを目指しているのでしょう。
そう言えば、午前のイルカも南へ向かっていましたっけ。

西島北でスノーケリングとアフタヌーンティータイムです。
お客様同士、お話も弾んでいます。
西日を浴びながら帰港しました。

日射しが嬉しい一日で、イルカにもたくさん出会えて、充実したウォッチ&スイムでした。(NAOMI)