ハンドウイルカ
ー Bottlenose Dolphin ー
ハンドウイルカは、体長3〜4m、体重350kgくらいで、「○○イルカ」と名前につく種の中ではもっとも大型です。
くちばしはやや短めで、体は濃い灰色、腹部は灰色がかった白です。
ハンドウイルカには外洋域で会いますが、まれに、父島列島沿岸域にも現れることがあります。
たいてい、十数頭から数十頭の群れでいます。
ときに、オキゴンドウなど他の鯨類と一緒にいるときもあります。
船首波にも乗りますけど、じきに船から離れていきます。あまり長い時間は併走しません。
タイミングを見てヒトが水中に入っても、警戒心が強く、近付いてはくれません。
それでもイルカの中では調教しやすい種らしく、水族館などでよく飼育されています。ショーでもいろいろな芸を見せています。
「バンドウイルカ」とも呼ばれていて、どちらも間違いではありません。標準和名をふたつ持っているイルカです。
私たちがイメージしてるイルカは、おおむね、このハンドウイルカがモデルのようです。
人間が、長年にわたって、もっとも親しみを感じているイルカでしょう。