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ニタリクジラ
ー Bryde's Whale ー
ニタリクジラ

ニタリクジラニタリクジラは、体長13m、体重14tの大型のクジラです。
背部は黒く、腹部は白で、ダルマザメの噛み跡が体全体にあります。

その姿がイワシクジラに似てることから「ニタリ(似たり)クジラ」と名付けられました。
イワシクジラよりはやや小柄で、上あごに3本の稜線があるのが特徴です。

ニタリクジラは、赤道近くから温帯海域に生息しています。

ニタリクジラ小笠原では、1987年まで、母島を基地とした捕鯨の対象になってました。
捕鯨が終了したのちは、鯨類調査によって、父島からかなり離れた外洋域での生息が確認されていました。

近年、ごくごくまれに、外洋域での目撃例があります。

Sea-Tacで2009年に会ったときは、3頭のニタリクジラがいました。
遊泳速度も速く、ブローも見えにくく、追いにくかったです。
でも、ウォッチしてるうちに、船に近付いてきたので、水面下にニタリクジラのシャープな全身と上あごの稜線がはっきりわかりました。
小笠原でよく見られているザトウクジラやマッコウクジラとはまた異なる、ほっそりとした姿です。

ニタリクジラニタリクジラは、高知でウォッチングの対象になっています。
ジャンプなどアクティブな行動をとることもあるようですので、このあと、小笠原での目撃例が増えてウォッチ対象になったら嬉しいクジラです。

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