小笠原の水先案内人

vol.36 2014年04月01日配信

Contents  ★ザトウクジラ★
     ★お帰りなさい★     
     ★冬のイルカ★
     ★ゴールデンウイーク★
     ★創立20周年謝恩価格★
     ★夏の盆踊り★
     ★夏から秋の着発便★
     ★小笠原村フォトコンテスト★
     ★Tomocolumn 28「他国で思ったこと」★
     ★ツアーの様子★
     ★配信停止のご連絡★
 
こんにちは、TOMOKOです。
春の装いの父島です。寒緋桜も咲き、日の出も早くなってきています。
この冬は、内地では珍しい大雪や大風の噂も聞きましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
 
★ザトウクジラ★
今シーズンのザトウクジラ初確認は、11月21日に母島ででした。そして、23日には父島沖でも確認されました。
12月30日には、生まれたばかりの子クジラが兄島滝之浦で見られ、その早い出現にビックリでした。
年の改まった1月は、毎日、ツアーでザトウウォッチができました。どうやら、小笠原のザトウクジラはだいぶ増えているようです。
滝之浦にいた子クジラは、跳んだり跳ねたりする元気な子で、タッキーという愛称ですっかり有名になりました。その母クジラも、タッキーに負けずにアクティブな行動をよく見せてくれました。
そのあとも続々と子クジラの愛らしい姿が見られて、ウォッチ最盛期を迎えています。
 
★お帰りなさい★
某日、ツアーで親子のザトウクジラに会いました。母クジラが尾を上げそうになって、・・・上げない。また上げそうになって、・・・上げない。と、次にはようやく尾を高く上げて潜っていきました。その尾の裏の模様を見て、「モッチーニだ!」と、リピーターさんとスタッフが顔を見合わせました。
そうです、モッチーニです。小笠原のザトウの中でもっとも有名なモッチーニ、今年も帰ってきました。
1992年生まれで、2000年に初めて子を産んでから、ほぼ2年に一度の割合で産んでます。今年も、生まれたばかりの赤ちゃんと一緒です。
ザトウのシーズンに入っても、モッチーニに会えないうちはちょっと物足りないので、会えてほっとしました。
沖縄にもハワイにも行かず、毎年必ず小笠原に帰ってくれるモッチーニ。今年もまた、子クジラをしっかり育ててね。
 
★冬のイルカ★
冬から春にかけては、年間でもっとも水温が低くなります。
透明度も良くはないし北風も吹くしという、スイム環境としてはややハードですが、そのぶんスイマーが少ないので、イルカがヒトに飽きていません。イルカがよく遊んでくれる、スイムの穴場シーズンです。
お客様には、凪の夏に比べるとイルカ遭遇率は低くなりますとご案内していますが、このところ、毎日のようにイルカを見つけてスイムができています。海中で待ってると、まっすぐイルカたちがやってきては、並んで泳いだり、誘うとくるくる回ったり。寒さも忘れて(?)、夢中でイルカと泳ぎます。
「こんなに近くで見られるとは思わなかった」という喜びの声を聞くと、寒さにヨワイ島民のスタッフも嬉しくて、震えを忘れます。
まだまだ穴場シーズンは続きます。春のイルカとのスイム、いかがですか?
 
★ゴールデンウイーク★
ゴールデンウイークのおがさわら丸チケットは、すでに販売が始まってます。
Sea-Tacでは、ザトウクジラウォッチ&ドルフィンツアーを催行します。ザトウクジラとしてはシーズン最終盤ですが、近年のこの時期は、毎日ザトウクジラに遭えています。
だいぶ暖かくなっているはずなので、ドルフィンスイムやスノーケリングも楽しめるでしょう。
来島を計画されるかたは、どうぞお早めに。
 
★創立20周年謝恩価格★
おかげさまで、Sea-Tacは創業してから丸20年を越えて、21年目に入りました。
ツアーに参加してくださっている皆さまへの感謝のしるしとして、4月から「創立20周年謝恩価格」を設定しました。
今まで以上に、どうぞふるってご参加下さい。
 
 
★夏の盆踊り★
今年も、サマーフェスティバル盆踊りの日程が決まりました。
8月9日~11日の3日間で、10日が花火大会です。
大人気の盆踊り、これが目的で来島されるリピーターも多いですよね。すぐ目の前で上がり真上で開く花火の迫力も格別です。
さあ、今年も皆で踊りまくりましょう!
 
 
★夏から秋の着発便★
おがさわら丸は、7月19日東京発便から9月11日東京着便まで、父島着発となります。11時30分に二見港に到着して、14時に出港です。東京に2泊することもありますので、小笠原往復の日程が6日間か7日間になります。
おがさわら丸チケット売り出しは、7月分が5月7日から、8月分が6月6日から、9月分が7月3日からです。
混雑が予想されるお盆便は、早くの手配が必要でしょう。
おがさわら丸チケット確保されてから、Sea-Tacのツアーご予約をお受けします。
皆さまの来島をお待ちしております。
 
★小笠原村フォトコンテスト★
2014年も、小笠原村フォトコンテストが開催されます。
「小笠原で撮影された、小笠原の魅力を伝える作品すべて」が対象ですので、皆さま、候補となる素敵な写真をたくさんお持ちなのではないでしょうか。Dancing Whaleで撮られた写真でも、陸を歩いて撮られた写真でも、お友達同士の笑顔でも構いません。
〆切は、2015年1月27日ですから、これから小笠原に来島されるかたでも充分間に合うでしょう。
我こそは、というかた、要綱はこちらです。
 
 
★Tomocolumn 28「他国で思ったこと」★
2月に、メキシコのサンイグナシオ湾に行ってきました。
ここはコククジラの繁殖海域で、長年にわたってウォッチングと共に保護活動が行われてます。ツアーボートに慣れたクジラが近付いてくることもしばしばで、クジラに触れる海として知られています。
1996年にも行っていて18年ぶりの再訪でしたが、滞在環境はずっと楽になってました。前回は、砂漠にテントを張り、簡易トイレや簡易シャワーのみでアウトドア気分満喫でしたけど、今ではキャビンが建てられていました。
クジラも多く、海に出ればあちこちでブローが上がります。コククジラはスパイホップをよくするので、そのほっそりした頭をじっくり観察できます。今年生まれの子クジラは、まだつるつるの肌をしてます。近付いてきたクジラに触れるときもありますし、クジラがボートを押して遊ぶときもあります。「クジラが近すぎて撮れない!もっと離れて!」という悲鳴(?)が上がり、ブロー浴びっぱなしでレンズについたしぶきを拭くタオルを離せません。
他国に行ってつくづく感じるのは、きちんとしたウォッチルールがある海域では、クジラにとっての良い環境が守られていて、ひいては、ヒトにとってもより良いウォッチングができているということです。
翻って、日本では、公的機関がウォッチングに規制をかけることは考えられません。でも、小笠原をはじめ自主ルールはありますので、このままクジラにとってもヒトにとっても望ましいかたちでウォッチングが続けられるといいですね。
 
★ツアーの様子★
日々のツアーの様子は、ホームページのブログ「このごろの小笠原」に掲載してます。
また、ちょっとプライベートな情報と併せてですが、Twitterでも発信してます。
なかなか小笠原へおいでになれないかたも、どうぞご覧になってくださいね。
 
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