Contents ★Sea-Tacの本ができました!★
★いつまでもザトウ★
★ボニンブルー★
★オフショアツアー★
★JWDC設立総会★
★Tomocolumn 29「異種間の子育て?」★
★おが丸スケジュール★
★新スタッフ★
★ブログとTwitter★
★配信停止のご連絡★
こんにちは、TOMOKOです。
この夏は、父島にも大勢の観光客が訪れました。
皆さまは、どちらでどんなふうにお過ごしでしたか。
★Sea-Tacの本ができました!★
プロカメラマンであり編集者でもある水口博也さんの構成・編集で、Sea-Tacの本を上梓しました。
20年間に撮りためたクジライルカの写真をベースに、小笠原や海外のウォッチング事情について書いています。また、よく会うクジライルカのお話もあります。皆さまも お会いになってらっしゃるかもしれませんね。
「クジラの楽園」 A5版 144ページ 2000円+税
http://sea-tac.jp/news/news10.html
水口さんご自身の本と同じクォリティで制作してくださいましたので、とても素敵な仕上がりになりました。ぜひぜひ、ご覧下さい。
父島のSea-Tac事務所のほか、OWAやお土産やさんで販売しています。
恐れ入りますが、一般の書店では入手できませんので、来島予定がなくて購入ご希望の方は、以下までご連絡下さい。
book@sea-tac.jp
04998-2-2277
★いつまでもザトウ★
いつもなら、ゴールデンウイークを境にザトウクジラの目撃例は激減します。5月中にはぼつぼつ見られる日もある、という程度だったのに、今シーズンはいつまでもザトウの姿が見られました。最終目撃は、6月16日の巽島近辺でした。
6月にザトウとは、驚きです。そういえば、今シーズンは、年が改まる前の12月末に早くも小笠原生まれの子クジラが見られたのでしたっけ。どうやら、ザトウの小笠原滞在期間が前後に伸びているようです。
いったい、来シーズンはいつからいつまでいてくれるのでしょうか。早くも次のザトウクジラとの出会いが楽しみです。
★ボニンブルー★
梅雨が明けてもなかなか水温が上がらなかった父島周りですが、7月下旬、ようやくボニンブルーの海になりました!
水温は28℃、透明度が良く、泳いでいると自分まで青く染まりそうな美しさです。
凪の海では、水面下を泳ぐイルカたちの姿がくっきり見えます。ウエットスーツがいらないドルフィンスイムは、ひとしおラクチンです。
これから秋までは、台風さえ来なければ、こんな海が続くはず。
Sea-Tacでは、ドルフィンスイムツアー、マッコウウォッチ&ドルフィンツアー、オフショアツアーと、3種のボートツアーを予定しています。
詳しい催行日程は、どうぞお問い合わせ下さい。
★オフショアツアー★
7月から10月まで不定期に催行するオフショアツアーは、丸一日を外洋域でたっぷりクジライルカを捜します。南島や海域公園は含まれていません。
すでに行われている今シーズンのオフショアツアーでは、マッコウクジラ以外に、マダライルカや遭遇例が極端に少ないコブハクジラにも会えています。ダイオウイカの足の切れ端も回収しました。その他にも、アカボウクジラやコビレゴンドウなど、珍しいクジライルカに会うチャンスがあります。
とは言っても、野生の生きもの相手なので、何にも会えないかもしれません。また、沿岸域とは違って、それなりに海況がハードな場合があります。
恐れ入りますが、スノーケリング未経験者や高齢のかた、幼児はご参加頂けません。
小笠原の真骨頂ともいうべき外洋域での遭遇を楽しみたいかたにお勧めです。
★JWDC設立総会★
6月4日、東京竹芝の島嶼会館において、日本クジライルカウォッチング協議会(JWDC)の設立総会と記念シンポジウムが行われました。
日本国内数カ所からウォッチング業者が集まりました。互いの連携を深めて情報交換をし、より良いかたちでのツアー催行を考えていこうというものです。
海外からもエリック・ホイト氏らが参加、記念講演をしてくださいました。
Sea-TacのTOMOKOも理事としてこの協議会に加わっており,シンポでは小笠原のクジライルカ事情を説明しました。
全国の業者同士が協力して、日本のクジライルカといい付き合いをしていきたいところです。
JWDCのFacebookには、各地の情報も載っています。
どうぞ、「日本クジライルカウォッチング協議会」で検索なさって下さい。
★Tomocolumn 29「異種間の子育て?」★
昨年、NHKで小笠原のイルカについての番組があったのをご覧になったでしょうか。そのなかで、ミナミハンドウイルカがハシナガイルカの赤ちゃんを連れている映像がありました。当時、私たちも、あまりにも小さい赤ちゃんの姿に驚いたものです。実はそれがハシナガイルカだったと判明したのですが、なぜ、ミナミハンドウが連れていたのかはわからないままです。結局、このときのハシナガの赤ちゃんは、授乳できなかったからか、痩せ細って死んでしまいました。
今夏、また、ミナミハンドウイルカがハシナガの赤ちゃんを連れている姿が確認されました。あちこちのショップによって、一ヶ月ほどにわたって目撃されていたようです。
一ヶ月も生きていたということは、授乳できていたのでしょうか?
それでも、やはり痩せてしまった赤ちゃんは、最近は見られていませんので、たぶん、死んだのではないかと思われます。
そもそも、なぜ、ミナミハンドウがハシナガの赤ちゃんを連れていたのか? 迷子になったのを拾ったのか、それとも、無理矢理連れ去ったのか。もしそうだとしたら、何のためか。子育てをしたかったのか、弄びたかったのか。本当に授乳できていたのか。赤ちゃんを連れていたミナミハンドウイルカは、一頭だけなのか、交代していたのか。わからないことだらけです。
去年に続いた今年の例から、もしかしたらこれまでは気付かなかっただけで、よくあることなのかもしれません。
いずれにしても、赤ちゃん自身にとっては不運なことで、小さい体で大きなミナミハンドウたちを追って懸命に泳いでいたさまは忘れられません。今後は、あまり起きて欲しくない出来事です。
★おが丸スケジュール★
おがさわら丸の、2014年10月から2015年3月までの運航スケジュールが決まりました。
年末年始と3月に、着発便が予定されてます。久里浜寄港便もあります。
お早めに計画を立てて下さいね。
http://k.d.mail-magazine.co.jp/t/e4rh/d0seyuu09nev69vbmh22T
★新スタッフ★
4月から、新たにNAOMIがスタッフに加わりました。
専門学校で野生生物について勉強していましたが、2013年には研修生としてSea-Tacで一ヶ月を過ごしました。そのときにお会いになったかたもいらっしゃるでしょう。今年3月の卒業を機に、小笠原へやってきました。
スタッフとしては未熟ですが、毎日、多くを吸収して猛勉強中です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
★ブログとTwitter★
日々のツアーの様子は、ホームページのブログ「このごろの小笠原」に掲載してます。
また、ちょっとプライベートな情報と併せてですが、Twitterでも発信してます。
なかなか小笠原へおいでになれないかたも、覗いてみてくださいね。