Contents ★ザトウクジラたち★
★シロイルカ?★
★ソングスイム★
★BS朝日「クジラが歌う神秘の楽園」★
★サマーフェスティヴァル★
★おがさわら丸チケット★
★東京都認定ガイド★
★カウントダウンビデオ★
★小笠原観光情報センター★
★Tomocolumn 31「四つ足のクジラ」★
★配信停止のご連絡★
こんにちは、TOMOKOです。
小笠原も梅雨に入りました。毎日のように雨が降ったり止んだり、海も空も灰色です。
湿度も高く、過ごしやすいとは言えません。でも、少し前までは、空梅雨になるかもと夏の水不足が懸念されたことを思えば、この雨は天の恵みでもあります。山々の木々も、緑が濃くなっています。
やはり降るべき時には降ってもらわなくてはね、と、島民同士で話しているこのごろです。
この梅雨が明けたら! いよいよ、ボニンブルーの輝く夏がやって来ます!!
★ザトウクジラたち★
5月初旬までのザトウシーズンには、たくさんのクジラたちとの出会いがありました。
シーズン初めのザトウたちは例年よりやや沖にいて、心なしか少ないようにも思われたのですが、終わってみれば、いつもと同じく、たっぷりウォッチを楽しめました。
例えば、某日、湾口で1時間以上も跳びっぱなしだった元気な子クジラがいました。集まってきた船それぞれに跳びながら近付いていくので、ちょっと怖いくらいでした。どの船からも歓声が上がります。たぶん、今シーズン、最も多く写真を撮られた子クジラでしょう。
オトナのクジラも負けていません。某日、東島で見つけたクジラは、潮波へ入るとブリーチを始めました。跳んで、跳んで、跳んで、跳んで、まだ終わりません。繰り返しつつ、北上します。そのたびに大きな音と水しぶきが上がります。なんと、75分間も跳び続けて、弟島の中ほどまで行ってしまいました。ビデオカメラを構えていたプロカメラマンも、終いにはカメラを置いて眼で見て楽しんでいたほどです。
もちろん、アクティブなクジラばかりではありません。某日のクジラは、海面でしばらく漂ってはゆっくり潜るけど、すぐ浮上してきてしまいます。よく見ると、その全身はクジラジラミに覆われていました。深く潜る体力もなさそうでしたが、果たして、生き延びることができるのでしょうか。
小笠原でもっとも有名なメスクジラのモッチーニは、今シーズンも姿を見せてくれました。彼女にとっては、妊るはずの年です。まさに、周りにいる雄らしきクジラたちが、ブリーチなどアクティブな行動でしきりにモッチーニにアッピールしていました。今年は、どのクジラがモッチーニのハートを射止めたのかしら。
私たちを楽しませてくれたザトウたち、今はもう北の海に到着した頃でしょうか。毎日餌をたっぷり食べているかな。
また来シーズン、いちだんと元気な姿を見せてくれますように。どうか、途中でストランディングしたり漁網に絡まったりしませんように。
あなたたちの故郷で、帰りを待ってるからね。(TOMOKO)
★ソングスイム★
今シーズンは穏やかな海況の日も多く、ザトウクジラの歌がよく聞こえました。オトナのクジラが1頭のみで、浮上間隔がやや長めのとき、水中にマイクを入れてみると、高い確率でソングが聞こえました。スピーカーから流れるソングを聴きながら、視界に見えるはずのブローを捜します。
浮上したクジラが、ブローを繰り返してから再び潜ったその真上を目指して行くと・・・、水中マイクを入れなくても、海面から直接ソングが聞こえます。真下で歌っているクジラのさまを想像しながら、不可思議な旋律に耳を傾けます。
ときに、そっと海に入ってみます。底も見えない、青一色の海の中で、クジラのソングが響いてます。海面に浮いたまま、そのソングをからだ全体で受け止めます。今、ここから離れたところにいる他のクジラたちも、この歌を聴いているはずです。彼らは、このソングを聴きながら、何を感じているのでしょうか。
クジラのウォッチングポイントは世界にも日本にも多くありますが、ソングスイムは小笠原の海ならではの貴重な体験なのです。(TOMOKO)
★シロイルカ?★
某日、穏やかな海況でのツアーで、お客様とご一緒に南島へ上陸しました。
その間、船は回りを走って、クジラやイルカを探します。
しばらくして南島から船に戻った私たちの前で、残っていたスタッフが何やら興奮しています。
「何かいたの?」と尋ねると、「・・・シロイルカか、スナメリ・・・」「・・・え!?」
もちろん、小笠原にはそのどちらもいません。
「本当は、何がいたの?」「それが、確かにイルカのかたちなのに、真っ白で・・・」
まさかシロイルカもスナメリもいるわけがない、何かの見間違えじゃないの、と一笑に付してしまったのですが、なんと、その後のOWAの報告によると、白いイルカが確認されたとか!
iBo(小笠原自然文化研究所)が嫁島で撮影した写真を見ると、ミナミハンドウイルカの子どもで、体色が真っ白です。
そうと知っていたら、あのとき、スタッフの言い分をもっと信用して、捜してみれば良かった!?
珍しい白いイルカ、会いたいですね。ご一緒に捜してみませんか?(TOMOKO)
★BS朝日「クジラが歌う神秘の楽園」★
5月16日(土)夜、BS朝日で、Sea-Tacが取材を受けた番組が放映されました。
「奇跡の地球紀行」というシリーズで、写真家の寺沢孝毅さんが小笠原の海と山を訪れました。
3月初旬に行われた撮影では、天候海況クジラ運に恵まれて、素晴らしい映像が撮れました。おかげさまで、放映後の評判も良いようです。
「見損ねてしまって、残念!」というかた、このあと5回ほど再放送があるそうです(放映日未定)。また、クジラに的を絞った30分番組も作られており、スポーツ番組が短縮したときなどに急遽差し替え用として放映されるとのことです。
チャンスがあったら、ぜひぜひご覧下さい。(TOMOKO)
http://www.bs-asahi.co.jp/kiseki_earth/prg_005.html
★サマーフェスティヴァル★
お待たせしました! 2015年サマーフェスティヴァルの日程が決まりました!
これを目当てに帰島されるかたも多い盆踊りは、8月14日~16日です。
そして、花火大会は15日。今年も盛り上がるでしょうね!
8月2日 16:30~ アオウミガメ放流
8日 17:30~ 小笠原JAMMIN
12日~13日 19:00~ 盆踊り講習
14日~16日 18:30~ 盆踊り
15日 20:00~ 花火大会
29日 17:00~ フラオハナ
30日 8:00~ ビーチバレー
★おがさわら丸チケット販売★
7月分のおがさわら丸チケット販売は、始まってます。
8月分とシルバーウイークの販売開始は、それぞれ6月8日(月)、7月24日(金)の朝9時からです。
特にお盆便は、リピーターさんも予約確保に苦労していらっしゃるようすです。
この時期の来島を予定されてる方、どうぞこの日にちをお忘れなく、お早めに手配なさってください。
おがさわら丸と宿のご予約が済み次第、ツアーのご予約をお待ちしてます!
★東京都認定ガイド★
父島の南西にある「南島」は、小笠原でもっとも有名な場所と言えるかもしれません。
その美しい景観のために大人気で、皆さまご存じのように、上陸にはいくつかのルールが決められています。
そのひとつに、東京都に認定されたガイドの同行、というのがあります。この「東京都認定ガイド」の資格はツアースタッフとして必須ですが、取得には、数日にわたるさまざまな内容の講習を受講することと、島民になって1年以上経過していることが条件です。
私もこの資格を得ようと、すでに昨年中に講習を受けていたのですが、この4月にはもうひとつの条件もクリアしました。これでようやく、私だけで皆さまを南島へご案内できるようになりました。
それは、同時に、私が南島でのガイドとして全責任を持つことでもあります。南島への理解を深めていただけるよう、丁寧にわかりやすくご説明するのみならず、皆さまの安全へも充分に配慮しなくてはなりません。また、私たちの上陸によって、南島の自然が脅かされないよう、常に心がけることも必要です。
南島は、景観以外にも多くの魅力があります。海鳥やウミガメが繁殖していたり、南島にしかいない昆虫や植物を見られたりします。この魅力を皆さまにお伝えするのは、私にとって大きな喜びでもあります。
「東京都認定ガイド」として、ようやくスタートラインに立てたところです。皆さまに安全に楽しく、「案内してもらって良かった!」と思っていただけるよう、これからも勉強の毎日です。(NAOMI)
★カウントダウンビデオ★
まだ先の話で鬼が笑いそうですが、小笠原村観光協会では、大晦日カウントダウンビデオの出演者を募集してます。
60枚の写真を用いたビデオを作成して、大晦日のカウントダウンパーティで上映し、Youtubeでも公開します。撮影は、父島で行っていただきます。
興味のある方は、下記アドレスからどうぞ。
http://www.ogasawaramura.com/topics/20150401_876.html
★小笠原観光情報センター★
小笠原に特化した旅行代理店ナショナルランドの事務所が、竹芝桟橋に移転しました。
一部を「小笠原観光情報センター」として開放し、小笠原に関するさまざまな情報を提供しています。
ナショナルランドに手配を頼まないかたでも、利用可能です。
お馴染みの竹芝桟橋ですので、訪れやすいのではないでしょうか。
Sea-Tacの写真集「クジラの楽園」(2000円+税)も、ここで販売しています。来島予定がないけど入手を希望されるかた、どんな本なのか、とりあえず見てみたいかた、ぜひチェックを!
★Tomocolumn 31「四つ足のクジラ」★
もう10年以上前に、「クジラという名の犬の話」というタイトルで、先代犬ヴァルについて書きました。
Sea-Tac創業の年に我が家のメンバーとなったヴァル(Val スカンジナビア語でクジラの意味)は、ウェザーステーションの夕日や、サンセットクルーズ、打ち上げと、よくお客様とご一緒させていただきました。極端に人見知りなヴァルは、飼い主以外は犬も人間も興味がなかったけど、皆様に可愛がっていただいたおかげで、ずいぶん人好きになりました。おとなしいので、「犬は苦手だけど、ヴァルは特別」と仰っしゃるかたもいらっしゃいました。
二代目のウェル(Wel 英語whaleの発音から)は、ベルジアン・タービュレンという同じ犬種なのに、性格が全く違います。犬も大好き人間も大好きで、会うと大興奮するので、どの犬にもどの人にも後ずさりされてしまいます。落ち着きがないから、とてもじゃないけど、お客様と一緒に出かけるなんてできません。町中のお店へ行くなんて、もってのほかです。
ただ、ウェルの、いかにもSea-Tacの飼い犬らしいところは、泳ぎが得意なことでしょうか。いちから泳ぎ(=犬かき)を教えたヴァルと違って、いきなりひとりで泳げました。散歩のつもりで浜へ連れて行くと、勝手に海に入ってしまい、濡れたからだで浜を駆け回っては砂まみれになっています。
イタズラもよくするウェルだけど、それでも7歳となり、前より少しは落ち着いてきたかしら? これなら、夕日ウォッチに行けるかな? リピーターさんに「ウェルにも会いたい」と仰っていただくこともあるので、そろそろチャレンジしてみようかしら?
ウェルの体当たりのペロペロ攻撃を受ける覚悟のあるかた、声をかけてみて下さいね。(TOMOKO)