昨日は天候海況とも悪化のためにツアー中止となってしまい、代わりに午前のみのツアーを出しました。
おがさわら丸出港前の半日で、さて、いったいどんな出会いがあるかと思ったら・・・!
打って変わった穏やかな海で、すぐに見つけたのがミナミハンドウイルカの群れです。
5頭? 6頭? いえいえ、もっといますね。
さっそく、水中へ。
イルカたちはのんびりしていて、ヒトを嫌がりません。
むしろ、好奇心があるようで、まっすぐ近付いて来ました。
イルカたちが行ってしまったと思っても、また別のイルカが後ろからやって来ます。
かと思うと、少し離れて別のイルカも見えます。
ちょっと広がって、15頭はいたでしょう。
並んでいる親子もいれば、イルカ同士で遊んでる若者たちもいます。
イルカと泳いだあとは、ザトウクジラです。
2頭・2頭・2頭と3つの群れが近くにいたので、さて、どのクジラに行こうかと様子を見ていると、うわ、ブリーチです!
2度跳んだので、お客様もしっかりご覧になれました。
それがきっかけだったのか、クジラたちは合流したようです。
交尾集団となり、追いかけっこを始めました。
追われた雌クジラが、船を盾にしようと逃げてきます。
雄クジラは、雌にアッピールしようと、懸命です。
尾ビレで水面を叩くたびに、大きな音が響きます。
まっすぐ叩きつけたり、振り回したり、仰向けになって叩いたり。
大きなしぶきも上がります。
海面で横になって、胸ビレを突き出すクジラもいます。
長い胸ビレが、宙を翻ります。
普段は海上からは見えない、内側の白が鮮やかです。
小一時間もクジラたちのさまざまな動きを観察していたでしょうか。
彼らと離れ、滝之浦の沈船でスノーケリングとティ休憩のあと、帰港しました。
限られた時間だったのにたっぷり充実していて、これだから出港前の半日ツアーも侮れないのですよね。