朝には、霧が発生して、山の頂は白く包まれていました。
でも、海況は問題なく、凪です。
島全体を覆う霧も午後にはなくなりそうです。
そんな天候の海に出港して、まず南へ走ります。
南島の近くで、イルカがサメ池の前にいるとの情報が入りました。
6頭のミナミハンドウイルカです。
海の中で、私たちに真っ直ぐ近付いてきます。
ヒトと遊ぶ気分ではないようですが、水面下をゆっくり泳いでいきました。
水温が25℃に上がっていて、泳いでいても心地良いです。
スイムのあとは、そのまま南島に泳いで上陸しましょう。
サンゴダストの白と海の青のコントラストが美しいです。
扇池へのアーチの下にもサカナがたくさんいて、のんびりスノーケリングを楽しみたくなります。
船に戻ったら、またミナミハンドウイルカです。
今度は、17頭もの大きな群れです。
サンゴダストの海底を背景に、イルカの姿が綺麗です。
深みを泳いでいるイルカもいれば、水面下の私たちを横目で見ながら通り過ぎるイルカもいます。
ゆっくりイルカの近くで泳ぐことができました。
船上からは、コバンザメを嫌がって暴れているイルカが見えてました。
イルカは、コバンザメを外そうと海面に身体を叩きつけますが、コバンザメはなかなかしぶといです。
果たして、このイルカはコバンザメを振り落とせたのでしょうか。
コバンザメ君、あまり邪魔になるようなところに着かないであげてね。
イルカとのスイムとウォッチをたっぷり楽しんだ後は、兄島海域公園のキャベツビーチでお昼とスノーケリングタイムです。
このポイントは、他より水温が少し低めですが、海中景観は格別です。
心ゆくまで、スノーケリングを楽しまれていました。
船は兄島の西側を走り、弟島平根でUターンします。
それから、滝之浦の浅沈でスノーケルとアフタヌーンティーをとりました。
沈没船周りのサカナを目指して、皆さま何度も潜られています。
そのうちサカナそっちのけで、ジャックナイフの練習会になっていました。
予想通り、午後には霧も晴れて青空が広がりました。
太陽が傾きかけた中を帰港します。
梅雨明け間近を感じさせる、穏やかな海です。
夏本番もすぐそこでしょうか。(NAOMI)