おがさわら丸最後の出港日です。
大勢の、それはそれはたくさんの思い出を紡いでくれた、愛称おが丸です。
波に強く、頼りになる船でした。
台風によって伊豆諸島への船が欠航しても、おが丸は出港してくれて、離島としてはどれほど有り難かったことでしょう。
巡航22ノットというのも、船としては早かったです。
おが丸と、同じく引退するはは丸への感謝と愛惜をこめて、町の郵便局の掲示板に、手ぬぐいが掲げられていました。
桟橋は、乗り込む人と見送る人で大賑わいです。
乗船前にさようならイベントも行われました。
青空に、おが丸の白い船体が映えます。
つくづく、美しい船でした。
長い長い別れの汽笛を鳴らして、おが丸が出港していきます。
併走する見送り船も、いつもより多いです。
19年間、本当に有り難う、おが丸！！
おが丸は、沖で、試験航海中の新しいおがさわら丸とすれ違いました。
汽笛を鳴らしあって、挨拶しています。
去りゆくおがさわら丸と、こちらに向かうおがさわら丸、いよいよ選手交代です。
新しいおがさわら丸は、堂々とした走りで入港しました。
カラーリングはあまり変わらずに、やはり美しいです。
三代目のおがさわら丸、これから、どうぞ宜しくね！
