西から台風のうねりが届いていますが、ツアーには問題なさそうです。
空気も澄んで、遠くの母島や嫁島がくっきり見えます。
出港した船は、南へ向かいます。
二本岩の沖で、イルカの背ビレを見つけました。
早速、ドルフィンスイムです。
海に入ると、11頭のミナミハンドウイルカがやってきます。
お馴染みのジョーやライティ(と呼んでいるイルカ)もいました。
ただ、彼らは遊びモードではなく、どうやら寝ているようです。
それでもヒトのことは嫌がらず、すぐ横を通っていきます。
潜っても、サンゴダストの白砂を背景にしたシルエットが美しいです。
イルカ同士、胸ビレをこすりつけてラビングしていました。
11頭だったイルカも、いつの間にか14頭に増えています。
まとまってゆっくり泳いでいるので、ドルフィンスイムのビギナーさんもお楽しみいただけたようです。
イルカと泳いだあとは、南島へ上陸しました。
扇池はうねりが届いているので、他船に乗り換えて、サメ池から入りました。
先の台風10号の影響により、地形が変わってしまったところがありました。
扇池の削れた斜面ではアオウミガメの卵殻が露出していましたし、だいぶ前に死んだらしい迷走ガメの甲羅も見られました。
船に戻り、ハートロックで写真を撮って、ジョンビーチ・ジニービーチを眺めつつ北上します。
ランチとスノーケリングの時間は、滝之浦の浅場の沈船ポイントに船を停めました。
みなさん沈んでいる船に近付こうと、何度も潜ってらっしゃいました。
午後は、父島の東側を走ります。
石浦の沖で、ミナミハンドウイルカを見つけました。
親子の2頭で、お母さんの下に子どもがぴったり寄り添っています。
この親子も、お昼寝中でした。
3回目のエントリーで、子イルカの目が覚めたようです。
お母さんの側を離れて、私たちに近付いてきました。
誘うと、くるりと回って遊んでくれました。
目もぱっちり開いて、こちらを観察しています。
次もこの状態が続くかしらとエントリーしたら、また目をつぶって寝ていました。
やはり眠気には勝てなかったのかしら?
これ以上邪魔するのはやめることにして、スイムを切り上げました。
ちょっとだけでも遊んでくれて、ありがとうね。
兄島海域公園のキャベツビーチでスノーケリングをして、帰港しました。
今日のイルカたちはお休みモードでしたが、それでも、間近でのんびり寛ぐイルカたちのようすを楽しむことができました。
明日は、先には海況不良で行けなかったマッコウツアーです。
このうねりが落ち着いて、たくさんのマッコウに会えますように。(NAOMI)