うねりのせいで岸寄りは白くなってますが、沖は問題ありません。
出港して、湾内でいきなりハシナガイルカです。
80頭くらいが広がっていました。
船にも寄ってくるし、ときおりジャンプも見せてくれます。
仰向けになってテールスラップをしているイルカがいました。
よく見ると、お腹に丸い傷があります。
ダルマザメに噛まれたのかしら。
それでも、元気ですね。
南島の回りを走ると、今年生まれのカツオドリたちが追いかけてきます。
若者は船に興味津々で、追い抜きざまに首を伸ばしてこちらを観察しています。
気が付くと、10羽、20羽、いえいえ、もっと多く、50羽もいました。
ヒッチコックの「鳥」を思い出してしまいます。
外洋域へ走り、水中マイクを入れると、すぐにクリック音が聞こえました。
そちらへ向かいかけたとたん、ブローを見つけました。
マッコウクジラです。
筋肉質な胴を浮かべ、力強いブローを何度も繰り返します。
子クジラが、海面でフルークを振り回してました。
ファインダーの中にその姿を見ていて、なかなか船が近付かないなぁと目を離すと、あら、すぐ前にいるではありませんか。
ずいぶん小さい子クジラだったですね。
そのせいか、母クジラが神経質で、子を連れて動き出してしまいました。
そして、離れたところで、また子クジラがフルークを振り回してました。
マッコウたちは、そこここでブローをしています。
それから、ゆっくりフルークを上げて潜っていきました。
日射しを浴びたので、クールダウンです。
外洋域の青は、沿岸域よりもひときわ濃いです。
まっすぐ潜っているつもりでも、上下の感覚がわからなくなります。
ここでも、マッコウクジラのクリック音が聞こえました。
沿岸域に戻って、滝之浦のバラ沈でランチとスノーケリングです。
沈船は、潜る練習のいい目安になります。
西島にミナミハンドウイルカがいるという情報をもらいました。
他の船が泳いだあとのイルカたちですが、まだ岸寄りを行ったり来たりしていました。
海に入ると、6頭がまとまって泳いでいます。
すーっと通過していくのは、もうヒトに飽きたのかしら?
と思ったら、ちょっと興味があるらしいイルカもいます。
ねえ、遊びましょうよ。
あ、ジョーがいる!
近付いていったら、ジョーはこちらを見ています。
そのまま、水中で一緒に回って遊んでくれました。
有り難う、ジョー。
皆さまも近いイルカに喜んでらっしゃいました。
スイムのあとは、キャベツビーチでスノーケリングとアフタヌーンティタイムでした。
今日も、ラッキーな出会いとなりました。