おがさわら丸出港前の半日ツアーです。
限られた時間でどれだけの出会いがあるかと、ちょっとドキドキです。
二見湾を出て、南下しました。
南島は、自然観察路の利用禁止期間で、サメ池からは上陸できません。
扇池を覗きましたが、うねりが入っていて、泳ぐのも無理です。
向こうに見える白砂の浜を背景に、記念写真を撮りました。
上陸してご案内ができる次の機会に、またいらして下さいね。
南へ回り、ハートロック前まで走りました。
ここでも記念撮影です。
日射しがあって、岩壁の赤味が鮮やかです。
サメ池前で、イルカを見つけました!
ミナミハンドウイルカ4頭です。
少しうねりがありますけど、スノーケリング経験者ばかりですので、さっそく泳ぐ用意をしましょう。
海に入ると、親子イルカがまっすぐやって来ました。
子イルカは、母さんに甘えてくっついたまま、泳いでいます。
あら、バイトじゃないの!
8月に大きな怪我を負っていて、果たして治るのかと危ぶまれた子イルカです。
背ビレはギザギザになってしまいましたが、体の傷跡はどんどん薄くなっています。
素晴らしい生命力です。
バイトったら、母さんのお腹に付いているコバンザメの尾ビレをくわえて遊んでいました。
なんて愛らしいのでしょう!
でも、こういう好奇心の強いイルカは、怪我を負う確率も高いです。
今もっとも気になる子イルカのバイト、これからは怪我することがないように気をつけてね。
親子以外の2頭も、ヒトを気にせずに近付いてくれます。
それぞれがゆっくり泳いでいました。
海底にサカナの群が見えることもあり、たっぷりイルカたちとのスイムを楽しめました。
ジニービーチとジョンビーチの前を通って、小港沖で見つけたのは、ブローです!
ザトウクジラだ!
まだシーズン初めで、見られるチャンスの少ないクジラです。
すぐに潜ってしまったので次のブローを待ちますが、なかなか出てきません。
遠くまで泳いでいったのかしらと、そろそろ諦めかけたころ、ブロー!
ザトウは、数回ブローを繰り返し、ぐっと大きな背を見せて、おもむろに潜っていきました。
兄島海域公園キャベツビーチまで走って、さあ、スノーケリングタイムです。
イルカとのスイムでは念のためにライフジャケットを着けたかたも、穏やかなここでは身軽になって泳がれます。
沖縄やハワイに行かれてるかたも、「ずっと綺麗で、楽しい!」と喜んで下さいました。
時間いっぱい海を満喫していただいて、帰港しました。
午後のおがさわら丸でお帰りになる皆さま、どうぞお気を付けて。
またお会いする日まで。
高橋夫妻、ナオミさんへ
ツアーに参加させて頂きありがとうございます。
スキンダイビング、ドルフィンスイム、クジラウォッチングと盛りだくさんの内容でした。
また3月に今度は研修で伺いますので、その際はよろしくお願いします。
海洋生物保護専攻1年高田雅史
先日はツアーにご参加いただき、有難うございました。
半日という限られた時間でしたが、イルカクジラと充実した内容になりました。
3月にいらっしゃるときには、クジラ達の様子も今と変わっているかと思います。
ザトウウォッチのベストシーズンでもありますので、ぜひお楽しみください。(NAOMI)