太平洋側に戻ってきた台風5号のうねりが大きくなりました。
西の海域は荒れています。
出港して、うねりを抜けて兄島海域公園に向かいました。
キャベツビーチでスノーケリングです。
兄島瀬戸は穏やかで、いつものサカナもサンゴも健在です。
東の島影はうねりもありません。
巽湾でハシナガイルカに遭いました。
やや神経質で、岸寄りの浅瀬を行ったり来たりしています。
潜りがちではありましたが、やがて船にも慣れたようです。
群れをなして、舳先に近付いて来ました。
元気に上半身を出すイルカもいます。
長いクチバシからほっそりした胴へと続き、スマートな姿です。
よく見ると、体表は三色に分かれています。
浮上すると、頭のてっぺんにある鼻の穴で呼吸をします。
あちこちで、プハッ、プハッと呼吸音が響きます。
釣浜で、ランチとスノーケリング休憩にしました。
人気のクマノミへもご案内します。
アダルトはシックな黒色ですが、ベビーは鮮やかなオレンジ色です。
イソギンチャクの中には、たくさんのベビーが隠れていました。
島影を出ると強い風が吹き抜けています。
予定していた外洋域へ走るのは諦めて、東を北上しました。
兄島から弟島まで走りましたが、イルカを見つけられません。
他の船からも、ミナミハンドウの情報はありませんでした。
今日のミナミハンドウは、西の荒れた海域で波乗りでもしているのでしょうか。
一番穏やかなキャベツビーチに戻り、スノーケリングとアフタヌーンティです。
同じポイントでも、止まるブイが変わると、海中の景色も少し異なります。
先ほどとは別のサカナを見ることができました。
西側を揺れながらの帰港となりました。
そろそろ、この迷走台風には退場して欲しいところです。