今日の海も穏やかです。
どんな出会いが待ってるでしょうか。
さっそく、野羊山沖でミナミハンドウイルカがいるとの情報です。
すぐに向かいましたが、見失ったとのことで、4隻で手分けして探します。
潜っている時間が長いイルカで、ようやく他船が再確認しました。
水中に入ってみましたけど、全然寄ってきてくれず、見えませんでした。
このイルカは諦めましょう。
次に、霊岩のあたりのミナミハンドウイルカの情報をもらいました。
こちらも1頭だけとのこと、うーん、シブイかな?
それでもスイムにチャレンジすると、あ、ジョーだ!
さすが、フレンドリーなジョー、まっすぐこちらを目指して来てくれました。
ジョーは、一緒に回ってくれました。
特徴ある口もとがよくわかりますね。
濃い青の中で、順番にジョーと遊びます。
皆さま、すぐ近くでジョーを見ることができました。
有り難うね、ジョー。
たくさん泳いだあとは、海域公園で休憩しましょう。
ランチをとって、スノーケリングです。
泳ぐだけでなく、アッパーデッキから飛び込みされるかたもいらっしゃいました。
どんなポーズでも、思い切り飛びこむのは、楽しい!
ついつい、何回も繰り返してしまいます。
午後は、外洋域まで走りました。
水深1000mを越えたところで水中マイクを入れると、遠くにマッコウクジラのクリック音が聞こえました。
音を目指して走り、ほどなく、マッコウを見つけました。
マッコウは、海面で細長い全身を揺らしながら呼吸を繰り返しています。
舳先を横切っていくマッコウもいました。
左斜めに上がるブローがよくわかります。
今日の群れはまとまっているので、次々とウォッチできました。
1頭でいたり、2頭や3頭で並んでいたり、それぞれ波を分けて泳いでいます。
呼吸を繰り返していたマッコウは、やがて高くフルークを上げて潜っていきました。
そのゆうゆうとした動きに、思わず拍手が出てしまいます。
海に入ってクールダウンしましょう。
外洋域は沿岸域より水温が高く、29℃あります。
青もいちだんと濃く、その中に潜っていくと、はるかにマッコウのクリック音も聞こえます。
マッコウたちに別れを告げて、父島に戻りましょう。
と思ったら、あ、イルカです!
10頭ほどのハンドウイルカが現れました!
船に近付いてきた姿は、さすがにでっかく、迫力があります。
船首波にも乗り、舳先から真下にその逞しい姿がよく見られました。
沿岸域と外洋域で、クジラにもイルカにも遭えました。
珍しいハンドウイルカとの遭遇もあり、小笠原らしい海を満喫できました。