南西の風が強く、波があります。
二見湾を出て南下しかけましたが、向かい波が大きくて方向を変えました。
北上して、波の小さな瓢箪島の北でイルカを探しました。
弟島の黒浜まで行きましたけど、イルカはいません。
滝之浦へ入って、海面にカメを見つけました。
アオウミガメが、黄色のプラスチックケースに頭を突っ込んでいます。
ケースに付いている何かを食べているのでしょうか。
カメはケースからなかなか離れません。
海に入って見ることにしましょう。
そっと近付くと、さすがにヒトに気付いてケースから離れました。
それでも、ゆっくり水面下を泳いでいます。
甲羅も大きく、尾も長く、明らかに成熟オスです。
この時期に成熟オスがいるのも珍しいですね。
カメは、ゆうゆうと泳ぎ去りました。
兄島海域公園でスノーケリングをしました。
キャベツビーチは波もなく、水温も高く、気持ち良いです。
南丸根でイルカがいるという情報が入りました。
海況は悪いとのことですが、うーん、他の情報はなく、思いきって行ってみましょう。
西を走っていたら、二見湾の沖で背ビレを見つけました。
ここも波がありますが、南丸根よりましのはず、さっそく用意をします。
海に入ると、4頭のミナミハンドウイルカが寄ってきました。
海面は荒れ気味でも、海の中は青く、スイムが快適です。
ご機嫌なイルカたちは、代わる代わるヒトに近付いてきました。
潜ってしまったと思っても、すぐにまっすぐ浮上して来ます。
そして、水面で待っていたヒトと次々に絡みます。
皆、そんなイルカに大喜びです。
4頭全部がフレンドリーなんて、久しぶりです。
イルカたちにたっぷり遊んでもらいました。
スイムのあとは、船上からも少しウォッチしました。
あら、実は5頭いたのですね。
5頭目は、水中では離れていたのかな。
うち1頭の上部にはまだ生々しい傷がついていました。
どうしたのでしょうか、早く治りますように。
兄島滝之浦のバラ沈でランチにしました。
やや深めのポイントですが、今日のお客様はリピーターさんとダイバーさんでした。
へっちゃらでどんどん潜ってらっしゃいます。
もっと深いところの方が良かったかしらと思うくらいでした。
予定では、午後は外洋域に走るつもりでしたが、海況が悪く、諦めました。
穏やかな父島の東でイルカを探し、南からまた西へ戻りました。
荒れたところで波乗りしていたはずのイルカも、さて、どこへ行ってしまったのでしょう。
ジョン沖でスノーケリングとアフタヌーンティにしました。
ここのテーブルサンゴは美しく、サンゴの下にはサカナがたくさん隠れています。
波を乗り越えながら帰港しました。
早くこの波が収まるといいのですが。
