今日も1日暖かくなりそうです。
そのぶん紫外線も強くなります。
これからご来島予定のかたは、日焼けにご注意ください。
湾から出ると、交尾中のアオウミガメがいました。
メスの上にオスが乗って、海面をプカプカしています。
その横にはもう1頭のカメが。
次の交尾のチャンスを狙っているのでしょう。
南島に泳いで上陸しました。
これだけ陽差しが強いと暑さがこたえるかと心配しましたが、風が吹いていて心地良いです。
南島観光は、今の時期が1番オススメかもしれません。
その間、船は南島の西でイルカを見つけていました。
波がありますが、船に残ってらしたのは経験ある島民です。
さっそく水中に入りました。
10頭のイルカがまとまって泳いでいました。
イルカを追ってるつもりだったのに、気が付くとイルカたちに囲まれていました。
誘うと、水中でくるくる回ります。
水温が上がってきた海では、青も濃くなってます。
昨年9月生まれのライティの子も、ずいぶん大きくなりました。
実はこれまで子育てがうまくいってないライティ、今回は無事に育て上げられるでしょうか。
親子揃って遊んでくれる日が来ますように。
スイムを切り上げて、上陸されたかたたちをピックアップ、先ほどのイルカに向かいます。
波の中、イルカたちは楽しそうに波乗りをしています。
ただ、イルカには楽しい海況でも、ヒトにとってはハードスイムです。
ビギナーさんばかりなので、無理せず船上からのウォッチをします。
波間から顔を出すイルカたちは、船にも近付いて来てくれました。
そんなイルカを、近距離でご覧いただけました。
北上し、キャベツビーチでお昼とスノーケリング休憩をとります。
サカナサンゴに囲まれてのスノーケリングは、ずっと泳いでいても飽きがきません。
船に上がられても、またじきに水中へ戻っていらっしゃいます。
合間にお茶で一息入れているときは、お客様同士で会話も弾んでました。
午後は、ザトウクジラがいるとの情報で、西沖へ船を走らせます。
1頭のクジラが、5分間隔で浮上してきます。
オトナとしては呼吸間隔が短く、ウォッチしやすいです。
と、ブローが2つになりました。
どうやら、もともと2頭いたのが、交互に浮上していたので、1頭と見間違えていたようです。
2頭は、北に向かって勢いよく移動を始めました。
進行方向を見やると、しぶきが上がってます。
そのクジラと合流しようとしているのか、2頭は猛スピードで泳いでいきます。
2頭を追う、その先の水平線では、子クジラが尾を振り回しています。
私たちの船も、クジラを追い抜き、アクティブな子クジラ目指して走ります。
近付く頃に、子クジラはブリーチを始めました。
目の前で全身を跳び上がります。
お腹側が灰色がかって、コドモらしい体色です。
じきに、一通り暴れて疲れたのか、子クジラは大人しくなりました。
子に寄り添うように、母クジラも浮上してきます。
そろそろ、この親子も北への長旅に出発でしょうか。
親子を追っていたら、ずいぶん沖まで来てしまいました。
私たちは岸寄りに戻りましょう。
水中マイクを海に垂らすと、クジラのソングが聞こえてきました。
高い音から低い音まで、様々な声で歌っています。
今日の歌は、休符が多いのか散発的に声が聞こえてきます。
聞くたびにメロディーが異なる、不思議な歌声です。
帰港しようと船を走らせていたら、すぐ目の前にザトウクジラが浮上して来ました。
慌てて、速度を緩めます。
クジラは、もう一度深い呼吸をしてから、尾を上げて潜っていきました。
最後の最後に、鮮やかなフルークアップを間近で見ることが出来ました。
強い日差しのもと、青に映えるイルカやクジラたちを観察できました。
参加されたお客様たちも仲良くなられて、船の上は和気あいあい、賑やかで和やかな一日でした。(NAOMI)