出港してすぐにクジラの情報がありました。
ザトウがいるとのことでそちらに向かう途中、今度はイルカの情報です。
クジラとイルカのどちらももなかなか見つからないこともあるのに、現れるときはいっぺんですね。
まずは、見失いやすいイルカに行きましょう。

この辺りかしらと捜したら、果たして、背ビレを見つけました。
5頭のミナミハンドウイルカです。
エントリーすると、すぐに1頭がまっすぐ近付いて来ます。
あら、マダムじゃないの。
お馴染みの、好奇心の強いイルカです。


マダムに続いて、他のイルカたちもやって来ます。
メッカもいますね。
イルカたちは、ヒトと並んで泳いだりちと回ってくれたり。
透明度の良い海で、幸先の良い、5頭との楽しいスイムでした。


イルカの後は、続いてザトウクジラです。
親子とエスコートの3頭が、二本岩沖にいました。
近付く船上から子クジラが跳んでいるのが見えて、一気にテンションが上がります。

元気な子クジラは、何度もブリーチを繰り返します。
潮波の中で、3頭が揃って船に近付いてきます。
子クジラのブリーチに続いて、エスコートが尾ビレを振り回します。
もうもう、船上は大興奮です。


向きを変えたクジラたちは、今度は南島を背景にして、やっぱりアクティブです。
子クジラとエスコートの間で、母クジラもペックスラップを始めました。
3頭揃ってのこんなパフォーマンスは珍しい!


しまいには、エスコートも見事なブリーチを披露してくれました。
子クジラとはスケールの違うその迫力に、大歓声が上がります。
いやはや、すごい3頭です。


クジラたちに後ろ髪を引かれつつ、南島へ向かいました。
穏やかな海況とはいえ、潮の高いうちに泳ぎたいところです。
白砂の浜目指して、行きましょう。


その間、上陸されないかたたちで先ほどのクジラに戻りましたが、さすがにもう落ち着いていました。
揃って、北へ移動を開始してます。

南丸根のあたりで、イルカを見つけました。
今度は、親子が多い11頭の群れです。
子イルカ2頭が、猛スピードで近付いて来て、くるくるくると回ったと思ったら、さーっと行ってしまいました。
「やーい、追いつけないだろう?」と言われてるようで、すっかり遊ばれてしまいました。


中には、授乳中のイルカもいました。
歯をむき出して、母イルカの乳首に噛みついてました。
泳ぎながらの授乳だから引き離されないように噛みついてるのだろうけど、痛いだろうと同情しちゃいます。


南島組をピックアップしてから、ハートロックを背景に記念写真を撮りました。
ハートロックの上には、人影がたくさんありました。
ランチ休憩は、ジョン沖に停まりました。
テーブルサンゴが綺麗で、サカナの群がまとまってます。


南島を回り込んで、先ほどのイルカの群を見つけました。
水中で、まとまってやって来ます。
どのイルカに近付こうかと、迷ってしまいます。


ライティの子もすくすくと育っているようです。
もう少ししたら、ヒトとも遊んでくれるでしょうか。
横に並んでいるのは、お姉さん役のイルカかしら。


兄島海域公園キャベツビーチでもスノーケリングをしましょう。
先ほどのジョン沖とは異なる海中景観です。
サカナもまた、違いますね。
どちらもそれぞれ魅力的なポイントです。


スノーケリングのあとは温かいお茶で一息入れてから、帰港しました。
イルカにもクジラにも大興奮して、スノーケリングもたっぷり楽しめた一日でした。