南の海上では、台風22号が発達しています。
でも、今日は、先の台風と次の台風の合間の穏やかな海です。
まずは潮が高いうちに南島へ向かいます。
ちょうど扇池の沖まで来たところでイルカの情報です。
タコ岩にミナミハンドウイルカがいるとのことなので、南島は後回しで、船をUターンさせました。
10頭のミナミハンドウイルカがまとまって泳いでいました。
水中へ入ると、真っ直ぐこちらへやってきます。
そのまま、私たちの下や真横を通過していきました。
群れは、2つに分かれるときもありました。
ヒトと遊ぶ気は無く、どうやら移動中のようです。
どんどん南下していきます。
背ビレが特徴的なメッカもいました。
いつもはフレンドリーなメッカも、今日は素知らぬ顔で通り過ぎていきます。
また今度、遊んでね。
イルカと泳いだあとは、キャベツビーチでスノーケリングタイムです。
最近のキャベツビーチは、水温も高めです。
水着だけでいつまでも泳いでいられます。
弟島の黒浜までイルカを探しに行き、滝之浦でランチ休憩を取りました。
浅場の沈船ポイントは、透明度抜群です。
午後は、南へ走ります。
南丸根にミナミハンドウイルカとの情報が入りました。
海へ入ると、あ、午前と同じ群れです。
あのあと、ずっと南までやってきていたようです。
この群れへのスイム回数はクリアしていますので、水中のアプローチは止めましょう。
と、その沖にしぶきが上がりました。
別のイルカの群れがいて、アクティブなようです。
そちらに向かうと、ミナミハンドウなのにハシナガのようなジャンプを見せます。
エサ取りでもしているのでしょうか。
スピードも速そうですが、タイミングを見てスイムをしましょう。
水中を覗くと、イルカ・イルカ・イルカ。
19頭ものイルカたちです。
中には、まだ胎児線が残るベビーもいました。
少し育っただけのコドモもいます。
群れ全体で子イルカたちを守るように動いています。
初めはアクティブだった群れも、少し落ち着いてきました。
たくさんのイルカがあっちからもこっちからもやってきて、囲まれます。
通り過ぎてもすぐまた他のイルカがやってくるので、気が抜けません。
近くまで寄ってくるイルカとは、並んで泳げました。
船上でも水中でも楽しめる出会いでした。
イルカと泳いでいたらずいぶん時間が過ぎてしまいました。
朝一番のつもりだった南島に、扇池から泳いで上陸しました。
船に残られたリピーターさんは、その間、ハートロック前でハシナガウォッチングです。
40頭ほどのハシナガが、穏やかな所で行ったり来たりです。
朝から見られていたようですが、まだ同じところでのんびりしていたのですね。
上体を持ち上げ、こちらを見ているハシナガも。
西日特有の光が、彼らの体表を照らしていました。
南島上陸組をピックアップし、ジニージョンビーチ前を通って、帰港しました。
今日はイルカが盛りだくさんのツアーでした。
帰港予定時刻も過ぎてしまい、珍しくははじま丸を追いかける形でのツアー終わりとなりました。(NAOMI)