台風のうねりで、南西の岸寄りは白波が立っています。
南島の周りも波が高く、遠目からの扇池も大爆発していました。
今日の南島上陸は諦めましょう。

大波を避けて南へ回ると、イルカの情報が入りました。
小港沖でスイム中とのことなので、私たちもお邪魔します。
4頭のミナミハンドウがいましたが、潜っている時間が長いです。
エントリーしても素っ気なく、すぐいなくなってしまいます。
明らかにヒトを嫌がっているため、2回でスイムは切り上げました。

ミナミハンドウを追っている間、カツオドリも私たちを追いかけてきました。
今年巣立ったばかりの好奇心旺盛な若ドリです。
船やヒトに興味津々のさまは、まだ当分、観察出来るでしょう。

近くにハシナガイルカの情報です。
向かってみると、その中にミナミハンドウイルカも混じってるとのこと。
また泳ぐ準備をし、エントリーします。
今度も4頭のイルカで、こちらにやってきます。

フレンドリーなわけではありませんが、すぐ近くを通っていきます。
強い陽差しに照らされて、イルカの身体に模様を作っていました。

儀兵岩辺りは、うねりで海底の砂が巻き上がり濁っています。
海も水色で、その境目が一目瞭然。
ここで泳いでも、透視度1〜2メートルでしょうか。

でも兄島海域公園は、いつ来ても濁りとは無縁です。
たくさんのサカナに囲まれると、いつまでも泳ぎたくなってしまいます。
ここで、お昼とスノーケリング休憩をとりました。

午後は、島の東側へ走ります。
東島をぐるっと回ったところで、ミナミハンドウとハシナガの混群情報です。
今日は混群が多いようです。
ハシナガはおよそ100頭、ミナミハンドウは5頭です。

ライティとライン親子がいました。
今日のラインは、母ライティに甘えっぱなしです。
ベッタリ寄り添い、背中に乗って遊んでいます。
撫でてもらったり、おっぱいをねだったり、きりがありません。
こちらに少し興味を示しますが、すぐまた母にじゃれつきながら去っていきました。

午前に会った群れよりもゆっくりしてるので、皆さまそれぞれが近づけます。
まずはライティ親子が来て、後ろから他の3頭が続きます。
青い海でののんびりスイムとなりました。

スイム後は、ハシナガウォッチングです。
船の周りを行ったり来たり、ご機嫌なハシナガたちです。
お得意のスピンジャンプや、テールスラップも披露してくれました。

お互いにラビングしたり、ジャンプしながら乗っかったり。
そのアクティブな行動に目が離せません。
だいぶ午後も遅くなってますが、まだ沖へ移動する気はないようです。
穏やかなところでご機嫌なハシナガたちでした。

最後に釣浜でスノーケリングをして、帰港しました。
午前も午後も、ミナミハンドウにハシナガと、イルカだらけの一日となりました。(NAOMI)