東側は少し波がありますが、西側は穏やかです。

南島の西で、イルカの情報をもらいました。
向かうと、3頭のミナミハンドウでした。
さっそくスイムしましょう。

イルカたちはゆっくり泳いでいます。
うち1頭が私たちに寄ってきて、遊んでくれます。
去ってしまうかと思っても、また戻ってきます。

水中でぴたっと停まってそのまま沈んでいったり、また浮上して来たり。
海面で待っていた私たちをぐるっと回ってくれます。
たっぷり遊んでくれたイルカに、皆、大喜びです。

野羊山沖には、ハシナガイルカの群がいました。
やや広がって、のんびりモードです。

船にも寄ってくるので、舳先からよく見えました。
ときに、間近でジャンプを披露して、私たちを驚かせたり。

兄島海域公園で停まりました。
ランチをとったあとは、スノーケリングです。
今日の青も美しいです。

午後は外洋域に走りました。
水深1000mラインを越えて、そろそろ水中にマイクを入れようとしたら、ブローです!
マッコウクジラです!
探しもしないうちに、いきなり船の真ん前でブローからフルークアップを見せてくれました。

遅ればせながら水中にマイクを入れたら、全周からマッコウのクリック音が聞こえます。
どうやら、マッコウの群の真ん中にいるようです。
1頭から3頭まで、あちこちで、それぞれが黒い頭の先から白いブローを上げてました。

次々に、マッコウクジラウォッチです。
舳先からも、クジラの姿が良く見えます。
写真も上手に撮れたでしょうか。

ウォッチが一段落したところで、海に入ってクールダウンしました。
沿岸域よりひときわ濃い青に包まれます。
潜って耳を澄ませると、遠くからマッコウのクリックが聞こえてきます。

最後の最後まで、マッコウは綺麗なフルークアップを見せてくれました。
このクジラは、尾を上げる直前にウンチしてますね。
海面の一部が茶色に染まってました。

ミナミハンドウ・ハシナガ・マッコウと、充実した出逢いができました。
いろいろな思いを胸に、さあ、父島に戻りましょう。(TOMOKO)