ちょっと風が吹き始めましたが、海は穏やかです。

二見湾の沖で、1頭のミナミハンドウイルカを見つけました。
さっそく、スイムです。
水中でこちらを見ていて、ヒトとイルカと互いに観察しているようです。


急に猛スピードで動き出したので、船で追うと、北で5頭と合流しました。
海に入ると、イルカ同士で絡んでいます。
まとまってまっすぐやって来て、近くを通過していきました。
ヒトにちょっと興味を示すこともありました。


あらら、まるでヒトをくわえてるような写真ですね。
食べられちゃうかも??


スイムのあとは、小港沖のハシナガイルカをウォッチです。
折しも、激しいスコールがやって来ました。
からだは濡れついで平気ではあるけれど、これではカメラを出せません。
そのぶん、しっかりイルカを眼で見ましょう。
100頭のハシナガは、けっこう広がっていました。


アクティブにジャンプするイルカもいました。
波の上に飛びながら、船に近付いてきました。
防水コンデジでもこれくらいに撮れました。


ハシナガを離れたところで、また別のミナミハンドウイルカがいました。
3頭で、すぐに潜ってしまいました。
スイムの用意をしていると、またまた別の情報が。
ウエザー下に6頭とのことで、そちらに向かいましょう。

その6頭にスイムすると、うち1頭がサカナをくわえていました。
他のイルカが、そのサカナ目指してちょっかいを出しています。


別のイルカが近付いてきました。
イルカたちは、くっついたり離れたり、去りかけたり戻ってきたり。
私たちは水面でそのイルカたちについていきます。


気が付くと、横に来たイルカが誘っています。
いっしょに、水中でくるくる回って遊びました。
楽しいね。


たっぷり泳いだあとは、キャベツビーチで休憩しましょう。
綺麗なサンゴ礁に、ランチの前にスノーケリングされるかたも多いです。
次々といつまでも泳いでらっしゃいました。
コドモのように、バタ足ではしゃいでいる大のオトナたちもいます。


アッパーデッキからの飛び込みされるかたも。
初めてだというのに、上手に後転されていました。


午後は、外洋域に走って、マッコウクジラを捜しました。
あちこちで水中マイクを入れますが、クリック音が全く聞こえません。
うーん、いったいクジラたちはどこへいってしまったのでしょう。

途中、海面下にカンテンダコを見つけました。
網で掬おうとすると、崩れてしまいます。
深海性のタコなので、もしかしたら、マッコウクジラの食べこぼしの可能性もあります。
一抱えもある大きさで、吸盤もよくわかりました。


水深1000mの外洋域で海に入り、クールダウンしてから、帰港しました。
今日は、イルカデーとなりました。