台風のうねりが届いて荒れるかも、という予想に反して、凪の海です!

二見湾を出るや否や、イルカを見つけました。
わーい、と海に入ると、3頭のミナミハンドウイルカが超フレンドリーです!

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イルカがまっすぐ近付いて来て、こちらを誘っています。
大きな眼で、こちらの様子を伺ってます。

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OK!というわけで、水中で一緒にぐるぐる回って、遊びます。
気が付くと、向こうでも、別のイルカがヒトと回っています。

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遊びモード全開のイルカたちがずっと並んで泳がせてくれるから、船に戻ると、皆、息が弾んでます。
はぁはぁ言いながらも、「イルカが近いよー」というキャプテンの声で、またスタンバイです。
くたびれるけど、楽しい!

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スノーケリングのお上手な方ばかりだったので、それぞれがイルカと近いです。
イルカの方も、ヒトとのスイムを楽しんでいそうです。

スイムを終えたと思ったら、「別の群れが近くにいるよ」。
きゃぁ、もう疲れちゃったのに!と、嬉しい悲鳴です。

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次の群れは、25頭がふたつに分かれていました。
イルカ同士で絡んでいて、海の中は声が賑やかです。

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親子イルカが、揃って泳いできます。
互いにラビングもしていました。

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イルカの群れがまっすぐやってくると、ワクワクします。
イルカが次から次へと通り過ぎていくので、あっちのイルカ、こっちのイルカと並んで泳ぐのに、忙しい、忙しい。

大満足のスイムのあとは、キャベツビーチで休憩しました。
さすがに皆さま、文字通りの「休憩」をなさってましたけど、やがて、やっぱり海に入られます。
泳がずにはいられないポイントですものね。

滝之浦のバラ沈に移って、ランチにしました。
お喋りしながらの食事のあとは、ここでもスノーケリングです。
海底に沈む船の風景に、「ナウシカみたいな素敵な雰囲気」との感想でした。

さて、午後は、外洋域に走ります。
海況が悪かったら引き返す、とご案内していたのですが、思いのほか、良い海況です。
水深1000mの海域で水中マイクを入れたら、すぐにマッコウクジラのクリック音が聞こえました。
音を手がかりに走り、マッコウのブローを見つけました。
マッコウクジラの群が、次々に浮上してきました。
10数頭に囲まれていそうです。
授乳してると思われる親子もいれば、合流するクジラもいます。
それぞれが、何度もブローを繰り返していました。

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好奇心の強いマッコウが、船に近付いてきました。
頭の先の鼻の穴や、シワだらけの体表、小さな背ビレまでじっくり観察できます。

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マッコウは、ゆうゆうと舳先を横切っていきました。
こんなに近くで見られるなんて、と、お客様は大喜びです。

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やがてクジラは、フルークを高く上げて、潜っていきました。
海底までは、片道10分ほどかかるといわれています。
次に浮上してくるのは、1時間後でしょうか。

ドルフィンスイムもマッコウウォッチも大満足の一日でした。
台風の合間にもかかわらず、強運をお持ちのお客様たちのおかげでしょうか。