昨日の土砂降りが一転、今日は晴れました。
風も東に回ったので、海も穏やかそうです。

湾から出ると、他船の動きが気になりました。
双眼鏡で確認すると、ザトウクジラがいます。
Sea-Tacにとっては、今シーズン、ツアーでの初出会いとなります。
早速そちらに向かいかけとたん、右舷側にハシナガイルカが現れました。
朝一番から、右のイルカと左のクジラとで迷います。
まずは、近いほうのハシナガウォッチをしましょう。

日中は休息しているはずのハシナガたちがご機嫌です。
あっちでもこっちでもスピンジャンプを見せてくれます。 
舳先の真下にも寄ってきます。40頭ほどの群れが船を囲みます。
興奮したハシナガの腹部は、鮮やかなピンクに染まっていました。

イルカももっと見ていたいところですが、先ほどのザトウクジラが気になります。
どうやら、沖に移動しているようです。
今はまだザトウクジラとの遭遇は稀少なので、ハシナガから離れて、ザトウへ向かいました。
2頭のザトウたちは、交互に高くブローを上げて浮上してきます。
呼吸が整ったら、低めのフルークアップで潜っていきます。
呼吸間隔は7分ほどという短さなので、ウォッチしやすいです。

久しぶりに見るザトウは、やはり大きくて逞しいです。
最後には、船の近くでその姿を良く見せてくれました。

クジラに別れを告げて、南島に泳いで上陸しました。
空も山も海も、夏と比べて遜色ない美しさです。
夏に上陸されたことのあるリピーターさんは、この時期のほうが過ごしやすく、ゆっくり景色を楽しめるとおっしゃってました。

サンゴダストの砂浜に、オナガミズナギドリが丸くなっていました。
ヒトが寄っても嫌がらず、むしろ近付いてきます。
歩けそうなのは一安心だけど、そんなに警戒心がなくていいの?
翼が長いミズナギドリは、一度着地してしまうと、上手く羽ばたけません。
どうにかうまく飛びたって、空を自由に動き回って欲しいものです。

ハートロック・ジニー・ジョンビーチを眺めて、キャベツビーチまで走ります。
他の船もいなくて、たくさんのサカナたちを独占です。

午後は、もういちど南島周辺でイルカ・クジラを探しました。
サメ池前で折り返し、西沖を北上して、波の中に背ビレを見つけました。
ミナミハンドウイルカです。さあ、泳ぐ準備をしましょう。
8頭のイルカは、船を警戒しているのかからかっているのか、方向を変えて動き回り、なかなかエントリーできません。
それでもタイミングを合わせて海に入ると、そっけないかと思っていたイルカたちはとってもフレンドリー!
まっすぐこちらに寄ってきて、くるくる遊んでいきます。

 

最近よく会う、ライティ親子もいます。
子イルカのラインは、いつものようにあっちに泳いだりこっちに泳いだりと大忙しです。
好奇心旺盛な子イルカでも、ここまでやんちゃなのは珍しいかもしれません。
他のイルカたちは、リラックスモードで泳いでいます。

 

1頭のイルカが向かって来て、遊ぼうと誘っています。
そのイルカとの間に、もう1頭が自分と遊ぼうよとむりやり割り込んできました。
2頭揃って回ってくれるのは嬉しいけど、もう、息が保たない、と贅沢な悩みです。
スイム後は船上からもウォッチして、大満足の出会いとなりました。

 

最後に、境浦の濱江丸でスノーケリングをしました。
長年の間に朽ちてしまい、水面上に出ている部分は僅かですけど、水中では大きな骨組みが残り、サカナの住処となっています。

ザトウクジラにハシナガイルカにミナミハンドウイルカに、他にも南島はじめたくさんの出会いがあった、フルコースツアーとなりました。(NAOMI)