穏やかな海です。

父島の南側で、イルカ情報がありました。
金石沢で、ミナミハンドウイルカ4頭です。
さっそく準備して、水中へ入ると、イルカたちは、まっすぐ向かって来ます。
ちょっと急いでるようでヒトと遊びはしないけど、横や下を通過していきます。
通り過ぎながら、こちらをチェックしてるイルカもいました。

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スイムのあとは、南島へ上陸しました。
観光客に人気があっていつも大混雑ですが、ちょうどタイミングが良く、誰もいない扇池です。
青空のもと、白砂が眩しいです。
あと3ヵ月もすれば、ここはアオウミガメの足跡だらけになるはず。

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船に戻って、烏帽子岩沖で、ザトウクジラウォッチです。
ブローを繰り返してから、高く尾をあげて潜っていきます。
典型的な呼吸行動で、尾の裏が半分白いクジラでした。

次の浮上を待っていたら、船の左舷近くに別のクジラが現れて、驚かされました。
こちらは、胸ビレの上側も白く、水面下にはっきりと見えます。
このクジラの尾の裏は、真っ黒です。

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そうこうしているうちに、お昼の時間です。
兄島海域公園でランチとスノーケリング休憩をしましょう。
ウミヘビを見つけて怖がるかたが多いのですが、ここで見るウミヘビは爬虫類ではなくて、魚類です。
見かけても慌てないで下さいね。

瓢箪島の北で、親子とエスコートのザトウ3頭に会いました。
子クジラが元気で、ずっと暴れてます。
しきりに尾ビレを振り回して、水しぶきが上がるのを面白がってるようです。

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あ、ブリーチ!!
子クジラの動きは、ますます絶好調!

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釣られたのか、母クジラも胸ビレを出しました。
長い胸ビレが優雅に宙を翻ります。

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小笠原ではオトナのザトウたちは全く餌を食べていません。
何も食べずにこんな元気な子を産んで、育てて、そしてこれから北へ連れて行く母クジラ、大変ですね。

子クジラくん、おっぱいをたくさん飲んで、北への長旅に備えてね。