父島回りでは、ひところよりもザトウクジラが少なくなりました。
それぞれ、北の餌場に向けて移動を開始しているのでしょう。
果たして今日は会えるかしらと、ちょっと心配しながら出港したのですが・・・。

いきなり!
湾の沖でブリーチするザトウを見つけました!
きゃぁ、素敵!!
このクジラは、どうやら近くにいるもう1頭のクジラに懸命にアッピールしてるようです。

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ブリーチを披露したあとは、ペックスラップです。
長い胸ビレを宙に翻しては、強く水面に叩きつけます。
なんだ、ザトウクジラ、まだまだ見応えがあるじゃないの。

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ザトウクジラの次は、ミナミハンドウイルカです。
10頭の群れがゆっくりしています。
水中に入ると、まっすぐ向かって来て、すぐ横を通りすぎます。
親子も多く、子イルカは母イルカにぴったり付いて泳いでいます。
並んで泳ぐと、子イルカは、母さんの陰からこちらの様子を伺ってます。

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サメ池から、南島へ上陸しました。
その間、上陸されないかたたちは、父島の南でハシナガイルカを見つけました。
休息モードではあるけれど、時々得意のジャンプも見せてくれます。
舳先で上半身を出して、ヒトウォッチしてるイルカも。

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上陸組が戻られてから、先ほどのハシナガイルカを再ウォッチです。
船のすぐ横でイルカ同士遊んでいます。
水面で仰向けになって、青いビニールを尾ビレに絡ませているイルカもいます。
面白そうだけど、そのビニールをどうするのかしらとみていたら、やがて尾から外して泳ぎ去って行きました。

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金石沢でランチ休憩とスノーケリングをしました。
ここは、海中景観もよく、岸寄りにサカナが集まっています。
黄色のヨスジフエダイの群れが目立ちます。

兄島海域公園キャベツビーチに移って、ここでもスノーケリングです。
さっきとは全く違う景色とサカナたちですね。

西側で水中にマイクを入れると、歌っています。
どのクジラかな?
すぐ近くに浮上したクジラか、その向こうにいるクジラか?
どうやら、少し動きながら歌っているようです。
左が丸まった特徴的な尾ビレを見せて、潜っていきました。

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ザトウクジラ・ミナミハンドウイルカ・ハシナガイルカのそれぞれとの出会いが充実していました。
さて、明日はどんなクジラに会えるでしょうか。