南からの風で、南西の海域は波がありますが、島影に入れば穏やかでしょう。
出港してすぐ、枝サンゴに停まりました。
スノーケリングビギナーさんが多かったので、まずはここでウォーミングアップです。
スギノキミドリイシというサンゴが一面に広がる、楽しいスノーケリングポイントです。
体慣らしを終えてから、イルカの情報を受けて、穏やかな東側へ回りました。
東島の南で、ミナミハンドウイルカです。
少し波はありましたが、ご希望のかたにはスイムの準備をしていただきます。
入ってみると、12頭のイルカたちが泳いでいます。
どうやら、彼らは休憩中のようです。
目をつぶって眠っているイルカもいました。
ヒトと遊びはしませんが、12頭が揃ってやってきて、すぐ側を通り、潜っていきます。
子イルカが、こちらを興味深そうに母イルカの下から覗いていました。
他のイルカも、気が向くと近付いてくることもありました。
私たちを観察し,納得したのか、仲間の元に戻っていきます。
イルカの思わぬ近さに水面で驚かれているかたもいらっしゃいました。
イルカと泳いだあとは、キャベツビーチでスノーケリングタイムです。
先ほど停まった枝サンゴとは違い、ここは多種多様なサンゴが広がっています。
珍しく水温も高めで、水着だけで泳がれるかたも。
皆さま、たくさんのサカナに囲まれていました。
そろそろお昼にしようかというところで、今度はハシナガイルカの情報が入りました。
向かうと、20頭のハシナガたちが中通し島の西でゆっくりしています。
船が近付いても気にせずに行ったり来たりと、やはり休息モードです。
舳先から、ミナミハンドウとは違う小柄でシャープな姿もご覧いただけます。
時たま、お得意なジャンプも披露してくれました。
お昼は、波のないワシントンビーチでとりました。
さっきのイルカのことや今まで行かれた旅先でのエピソードなど、様々な話題が上がります。
ここでも、スノーケリングもお楽しみいただけました。
午後は、南島へ向かいました。
扇池も波がありましたが、タイミングを見て泳ぎ抜ければ上陸できそうです。
泳力のあるかただけで行きましょう。
スタッフについて、しっかり岩場を抜けて泳ぎました。
扇池の砂浜には、たくさんのアオウミガメの足跡と産卵巣がありました。
ルートのすぐ側にはアナドリの姿も見られました。
南島に上陸されなかった皆さまは、その間、ジニービーチに上陸しました。
むしろ南島よりもチャンスがない上陸です。
南島と同じサンゴダストを踏みしめる感覚はいかがでしたか。
ここにも、アオウミガメの足跡が残っていました。
ピックアップのあとは、ジョンビーチでアンカーを下ろしました。
さあ、ゆっくりティーブレイクを入れましょう。
まだ泳ぎ足りないかたはスノーケリングもどうぞとご案内すると、次々、海に入られました。
今日の皆さまは、泳ぐほどに慣れて、より面白くなられたようです。
曇り空で、一時は雨に降られもしましたが、最後には太陽が出てきてくれました。
日光浴をしながら帰港しました。
ミナミハンドウイルカ・ハシナガイルカとも出会えましたし、さらには南島とジニービーチの上陸、スノーケリングポイントを4ヶ所それぞれの景色を楽しんでいただきました。
今日も盛りだくさんなツアーとなりました。(NAOMI)