台風25号の影響により、先便のおがさわら丸は欠航しました。
今便も、まだ風が強く吹いています。
ツアー中も、雨も降ったり止んだりしていました。

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東側と南側は荒れているので、父島列島の西側でイルカを探します。
二見湾を出て南下すると、南島回りでカツオドリが船を追いかけてきました。
今年生まれたばかりの若ドリたちが1~2羽近付いていたなと思ったら、いつの間にか数十羽にもなってます。
これだけの群れが追いかけてくるさまは、なかなか迫力があります。
それぞれがボートの上や横を飛び回っては、こちらの様子を覗いています。
彼らも、もう、旅立ちの時期のはず。

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あと数日後には、親のあとを追って南への旅に出るのでしょう。
初めての長旅では、いったい、どんな試練があるのでしょうか。
元気で行っておいで。
そして、真っ白な羽の美しいカツオドリになって、小笠原へ戻ってきてね。

南からUターンして、瓢箪島を回り、兄島海域公園キャベツビーチでスノーケリングです。
小雨がぱらついても、泳いでいれば気にならないようです。
むしろ水中のほうが暖かいらしく、皆さま、しばらく泳いでらっしゃいました。

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風陰の滝之浦に移って、ランチ休憩をとりました。
兄島は、表面の土壌が薄く保水能力がないので、雨が降ったとたんに滝が現れます。
まさにこの入り江の名前通りに、滝があちこちにできています。
中でも、アンカーを入れた目の前の滝は高いところから落ち込んでいます。

午後は、北上しました。
弟島の北の鼻まで行きましたけど、背ビレは見つけられません。

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西島からまた滝之浦に回り込んで、浅沈でスノーケリングとアフタヌーンティ。
滝が流れ込んでいるわりには、まだ濁りはありません。
ここは、深すぎないので、沈船を目指して潜る練習にちょうどいいですね。
代わる代わる、潜ってらっしゃいます。
雲も海も対岸の山も灰色の濃淡になっていますが、海の中のサカナはいつも通りにカラフルです。

帰港するまでイルカを探しましたけど、結局、見つけることができませんでした。
それでも、お客様同士で話が弾み、笑いが多く、賑やかなツアーでした。
次の機会のご参加をお待ちしています。