太陽が眩しく、夏を感じさせる気候が続いてます。
今日は、マッコウウォッチング&ドルフィンスイムツアーです。
まず、午前は、島周りでイルカを探しましょう。
船を南に走らせました。
南島の回りでは、今年生まれのカツオドリが巣立ちを迎えています。
まだ腹側の羽が純白になっていないのが、若ドリの証です。
好奇心旺盛な若ドリたちは、見るもの全てが珍しいようで、私たちの船を何度も覗きにきました。
ハートロック背景に写真を撮ったあとは、ジニービーチ・ジョンビーチ前を通ります。
強い陽差しのおかげで、いつもより美しい景色です。
北上すると、西島の南でドルフィンスイムをしている船がいました。
私たちもそこにお邪魔させてもらいます。
海に入ると、ミナミハンドウイルカ5頭がまっすぐやってきました。
2組の親子と1頭のアダルトです。
青い海の中をのんびり泳いでいます。
ヒトと遊ぶ気はないようですが、それでも近付かせてくれます。
親子は、それぞれ授乳やラビングをしていました。
その後ろから、アダルトがゆっくりと、横目でこちらを見ながら通り過ぎて行きました。
岸寄りの浅瀬では、クマザサハナムロの群れも広がっていました。
1組の親子が揃って、こちらを見上げていました。
イルカの正面顔は、いつ見てもユニークです。
この角度だと、ずいぶんずんぐりむっくりに見えますね。
これが「海豚」という漢字を使う所以でしょうか。
横に並ぶと、母イルカがじっと様子を伺ってます。
大丈夫、あなたの子イルカを苛めたりはしないよ。
ただ近くで泳ぎたかっただけなの。
お昼休憩とスノーケリングタイムは、兄島海域公園のキャベツビーチでとりました。
27℃と、いつも水温が低めのこのポイントにしては高いです。
ちょうど潮止まりでもあり、皆さま、楽々とスノーケリングをされていました。
午後は、マッコウクジラを探しに、西沖を目指しました。
水深1000m以上の海域まで船を走らせて、水中マイクを入れました。
けれど、どの方向からもマッコウの音が聞こえません。
南下しながら、数回マイクを入れましたが全く音がとれませんでした。
もしかしたら無口なマッコウがいるかも、という期待に反して、ブローも見つけられません。
マッコウたち、今日はお留守なのでしょうか。
この海域ではない遠くへ出かけているのかしら。
クールダウンをかねて、スノーケリングタイムにしました。
こんな外洋で泳ぐ機会は、なかなかありません。
沿岸域より水温は高く、29℃を超えています。
海に入ると、真っ青な水に包まれます。
ひとたび潜れば、前後左右がわからなくなる不思議な感覚です。
ちょっぴり怖いけど、やみつきになる体験でした。
マッコウを見つけたかったのですが、残念ながらタイムオーバーです。
西に傾いた陽を背に、帰港しました。
今日は、前年にイルカに会えなかったというかたがご乗船され、念願のドルフィンスイムにリベンジの甲斐があったと喜んでいただきました。
マッコウも、改めてリベンジしていただけたら嬉しいです。
皆さまのまたのご来島をお待ちしております。(NAOMI)