雨予報の小笠原ですが、今朝は太陽光が降り注ぎ暑いぐらいです。
 もう年末だというのに、10月に戻ったかのような暖かさでした。
沖合では雨が降っていますが、島の近辺は青空が覗いています。
 ジョンビーチ・ジニービーチがより一層美しく、ハートロックも明るいです。
 虹もたくさんかかり、ほっこり幸せ気分です。

穏やかな東側に回り、鯨崎を過ぎたところで、イルカがジャンプしたのを見つけました。
 でも、その次をなかなか見つけられません。
 と、思ったらまた遠くでジャンプ。
 お客さまを含め、全員で辛抱強く探すと、いました、ミナミハンドウイルカです。
 4〜5頭が絡まりながら泳ぎ、潜っていきました。
 急いでスイム準備をしますが、ロストしてしまいました。
諦めて次を探そうとすると、仲間の船から巽崎にイルカがいたとの情報が。
 おそらく、先程見失ったミナミハンドウです。
 ずいぶん移動が速く、不可解な動き方です。
 急いで私たちも向かいますが、またしてもロスト。
 全く動きが読めず、イルカに弄ばれてしまったようです。
気を取り直して、キャベツビーチでスノーケリングタイムを取りました。
 皆さま長い時間、サカナに囲まれながら楽しまれます。
 雨が降ったり止んだりしていましたけど、南風とウェットスーツ効果で寒さも気になりません。
 思う存分泳がれたあとは、ゆっくりランチタイムです。

東側を北上します。
 デレステレ沖にハシナガイルカがいました。
 ちょうど雨も止んでいるので、舳先でウォッチングです。

70頭程の群れで、子どもも多いです。
 船を嫌がらずに、どんどん寄ってきます。
 穏やかで、水面下の姿もくっきりです。

群れはリラックスモードでしたが、目が覚めてきたのか、アクティブな行動も始めました。
 テールスラップやジャンプなど。目の前で連続スピンジャンプも披露してくれます。
 特等席での見事なジャンプに、歓声が上がりっぱなしです。
 子イルカもアダルトイルカも、次から次へと魅せてくれました。

ポーポイジングをしたので、移動するのか?と思いきや、2回で終了。
 準備運動代わりだったのでしょうか。
 その後も船に寄ってきたりまた跳んだり、とても良いハシナガたちの出会いでした。

兄島瀬戸まで戻って、釣浜でスノーケリングです。
 最後にお茶を飲んでいると、鳴き声を響かせながら、ヤギの群れが現れました。
 小さい子ヤギを先頭に、険しい岩場を追いかけっこ。
 相変わらず感心してしまうほどの身のこなしでした。

だいぶ穏やかになった西側を走って、帰港しました。
 ミナミハンドウには右往左往させられましたが、ハシナガとの出会いに恵まれました。
 楽しかった遭遇を振り返ると、ご案内した私もにんまり笑ってしまいます。(NAOMI)

