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 この便には、メディアや関係者などおよそ300名が乗船なさってます。
 その方たちを対象に、午前の南島遊覧ツアーが催行されました。

 青灯台から出発してすぐ、湾内でハシナガイルカの群れに出会いました。
 時間と航路が限られているぶん、イルカは期待できないかと思っていたのですが、なんてラッキーでしょう。

 40頭ほどのハシナガたちは、まとまって浮上して、舳先を横切っていきます。
 近付いてくるイルカを、皆さま、夢中でご覧になっていました。

 カメラで狙うかたも多いですね。
 ハシナガのスマートな姿を、ファインダーの中にとらえられたでしょうか。

 船は南に走り、ジョンビーチ・ジニービーチの前を通ります。
 そして、南島にサメ池から上陸しました。
 強い陽差しが島全体に降り注いでいます。
 東尾根の植物も扇池の海面もサンゴダストの白砂も、全てがきらきら輝いています。
 遠くに眺める海のさまざまな青にも、感嘆の声が上がっていました。
船に戻り、カツオドリのヒナ、コペペ近くのトーチカ、野羊山の枕状溶岩をご案内しました。
 あちこちの水面下にアオウミガメの姿もあります。

 湾内に戻ると、ハシナガイルカがまだのんびりしています。
 リラックスモードのハシナガたち、午後に出港する新しいおがさわら丸見物かしら?
限られた時間ではありましたが、小笠原の青い海と南島をご堪能いただき、さらにはハシナガイルカにも出会うことができました。
 次の機会には、ぜひ、本運航のおがさわら丸でいらしてください。
 改めてゆっくり海にご案内できる日を、お待ちしております。(NAOMI)

