南西の風が吹いて、西側はやや波立ってます。
そんな海で最初に遭ったのは、ハシナガイルカたちでした。
30頭が船を囲んで泳いでくれます。
そのスマートな姿が美しいです。
中には、ずいぶん小さな子イルカもいますね。
南島へ上陸します。
瀬戸が荒れ気味ですが、サメ池の前は問題なく入ることが出来ました。
その間、上陸されない方たちは、クジラをウォッチしていました。
親子とエスコートクジラの3頭が、ぎりぎり穏やかなところでいてくれてます。
子クジラはひんぱんに浮上し、母クジラとエスコートもきれいにフルークを上げます。
母クジラが突然のブリーチ!
うわぁ、びっくりした!!
釣られたのか、子クジラもブリーチします!
子クジラが跳びながら船に近付いてくるので、ぶつからないかとちょっと慌てましたけど、さすがに母クジラが子クジラを連れて行きました。
ちゃんと回りを見て跳んでね、子クジラくん。
上陸されたかたたちが戻られたら、イルカ情報がありました。
兄島瀬戸へ向かいます。
浅いところで、急いでるミナミハンドウイルカたちです。
水中に入って待ってると、まとまってまっすぐ向かって来ます。
こちらを見ながら、横や下を通過していきます。
透明度が良くて、海中の景色も綺麗でした。
イルカとのスイムの次は、兄島海域公園キャベツビーチでランチとスノーケリングをしましょう。
太陽の日射しもあり、気持ち良い時間です。
穏やかな海域でクジラを探そうと、東へ走りましたが、ブローは見つかりません。
また西へ戻り、西島手前で2頭のザトウを見つけました。
ブローを繰り返して、高く尾をあげて潜っていきます。
でも、呼吸間隔が20分を超える長さなので、別のクジラを探しましょう。
ウエザー下の2頭は、呼吸間隔が5分という短さでした。
そのぶん、呼吸回数も1回か2回で潜ってしまいます。
見ているうちに、あれ?10分に延びた?と思ったら、きゃあ、跳んだ!!!
いきなり目の前での見事なブリーチに、大歓声です1!
続いて、ペダンクルスラップです!!
ものすごい早さで尾ビレを思い切り振り回してるので、なかなかうまく撮れません。
水面を叩くたびに、大きな音が響きます。
次第に近付いて来て、ファインダーからはみ出ます。
キャプテンも、「こっちに来るな!」と叫んでます。
もう1頭に対して、思い切りの示威行動だったのでしょうか。
派手なパフォーマンスに感激です。
クジラにもイルカにも満足しての帰港でした。