超接近！

南東の風が強く吹いてます。

南島への上陸が危ぶまれるので、まずはそちらをチェックに行きましょう。
ジョンビーチを眺めてジニービーチまで来ると、その先は大波です。
サメ池からの上陸は、やはり無理でした。

南島の西へ回ったところで、親子クジラに会いました。
いきなり、子クジラがブリーチを始めます！
跳びながら、どんどん南へ動いていきます。
元気だねー。

扇池のようすを見ると、どうやら波に上手く合わせれば泳げそうです。
状況をご説明した上で、希望されるかたは泳いで南島へ上陸しました。
実は扇池から泳いで上陸したかったと、むしろ大喜びのかたもいらっしゃいます。
スタッフを先頭にして、行きも帰りも問題なく泳がれました。
上陸した南島は、他に誰もいなくて、プライベート状態で満喫しました。

その間、上陸されないかたは、ミナミハンドウイルカを見かけました。
ただ、潜ってる時間が長くて、波の中で見失ってしまいました。
そのあとは、ザトウクジラの親子に遭い、この子も元気にブリーチを見せてくれました。

南島から戻られたかたたちをピックアップして、兄島へ。
海域公園キャベツビーチで、ランチとスノーケリングの時間です。
一度船に戻られても、ちょっと休憩したあと、また泳ぎにいらっしゃいます。
お客様同士でも、サカナ談義が弾んでいます。

午後は、すぐにミナミハンドウイルカの情報がありました。
イルカたちが、兄島瀬戸の西から東に向かって泳いでいます。
動きが早いけど、タイミングを見て、海へ入ります。
あっという間にイルカが潜ってしまうこともありますが、案外近くを通過することもあります。
浅い岩場を泳ぐイルカの姿がキレイでした。

西へ戻って、沖のザトウクジラ3頭へ行くと、これがすごい群でした！
好奇心が強くて、揃って船に寄ってきちゃいます。
文字通り、まとわりついてきます。
船の横にやって来て、それから潜って下を通過していくけど、ゴツン！とぶつかった音が聞こえました。
おいおい、危ないなぁ、気をつけてよ。

何度も何度も、船を見に来ます。
数隻が集まってきたら、次々と各船に挨拶に行きます。
そのたびに、大きな歓声や悲鳴が聞こえます。
「きゃぁ！！」「右！右！」「真下！」「ほらほら、すぐそこにいる！」「後ろ！あ、もう一頭が前に！」と大騒ぎ。

クジラは、舳先で尾ビレをあげたり、右舷で頭を突き出したり。
次はどこへ出てくるのかと、どの船の上でも、人があちこちきょろきょろしたり、動き回ったり。
忙しい、忙しい。
もうもう、誰も彼もが大興奮です！

あまりにも近すぎて、望遠レンズでは何も撮れません。
船のすぐ横に浮上してブローをするから、何回もそのしぶきを浴びてしまいます。
クジラの顔のドアップ、わかりますか？
下側に、お客様の黒い頭が写っています。
こんな間近でクジラを見られるなんて、素晴らしい経験ですね。

いやぁ、大迫力のクジラたちでした。
小一時間も、たっぷりこの3頭の超接近を楽しみました。

今日も最高のクジライルカたちとの出会いでした。