今日は、気持ち良く晴れました。
どんな出会いがあるか、ワクワクしながら出港です。
と思ったら、まだガイダンスの途中なのに、いきなりイルカ情報です。
うわ、忙しい!
必要な事項のみご説明し、残りは後回しにしましょう。
状況をお話しして、沖へ走ります。
ウエザー沖に、ミナミハンドウイルカとハシナガイルカの混群がいます。
まずは、ミナミハンドウを目指してスイムしましょう。
イルカたちは少し広がっていて、入るたびに見られる頭数が変わります。
水中では10頭まで数えましたが、実際には20頭くらいいたでしょうか。
次々にゆっくり通り過ぎるイルカの中で、若いイルカが遊んでくれました。
スイムのあとは、ハシナガイルカをウォッチです。
いつもシャイなハシナガたちですが、今日はひとしお神経質のよう。
浮上してもすぐに潜ってしまいます。
近くで、大勢がミナミハンドウに泳いでいるせいかしら。
ジョンジニーの前を通って、南島へ上陸しました。
日射しで白砂が眩しいです。
扇池の砂浜は、アオウミガメの産卵上陸跡があり、産卵巣を示す小枝も立っています。
カメマーク(逆さになってしまいましたが)で注意を促してますから、どうぞ巣の上は踏みつけないようになさって下さいね。
船に戻ってすぐ、また、ミナミハンドウイルカとのスイムです。
5頭のイルカたちは、動きが早かったのですが、じきに落ち着いたようです。
透明度が良く、白い砂の海底をバックしてイルカたちと遊ぶなんて、最高です。
近付いてお腹を見せてくれたイルカは、このあと、何度もジャンプも披露しました。
海に漂っている海藻を胸ビレに引っかけて遊ぶイルカもいました。
釣浜でランチ休憩とスノーケリングタイムです。
いつもながら、クマノミが人気です。
キャベツビーチに移って、ここでもスノーケリングをしました。
釣浜とは異なる海中景観で、皆さま、いつまでも泳いでらっしゃいます。
ウエザー沖に、ザトウクジラの親子がいました。
めっきりクジラの数が減ってしまったので、噂を聞きつけた船が集まってきます。
そのためか、クジラは5分間隔で浮上しては、あっち向いたりこっち向いたり、尾をあげずに潜っていきます。
やがて、一隻づつ離れていき、私たちだけになったら、クジラは停まりました。
母クジラの呼吸間隔が長くなり、子クジラだけがちょこちょこ上がってきます。
ようやく母クジラが浮上したと思ったら、子クジラがその上顎に乗って遊び始めました。
伸びをするように頭を出したり、ごろんと横になって胸ビレを出したり。
母クジラは浮いたままでいて、子クジラを甘やかしてるようです。
しばらく眺めていたら、母クジラはおもむろに尾を上げて潜っていきました。
子クジラも付いて潜りましたけど、きっとすぐにまた上がってくるでしょう。
のんびり遊んでいる親子クジラたちのさまは、微笑ましいです。
さて、帰りましょうと走りかけたのに、またイルカの背ビレがありました。
帰港時刻も迫っているので、一度だけ、スイムをしました。
3頭のイルカが、仲良く揃ってやって来ました。
日が延びたので、この時間になっても海の青がきれいですね。
最後の最後までたっぷり楽しめた、忙しい一日でした。
はじめてコメントします。
東京コミュニケーションアート専門学校
エココミュニケーション科 海洋生物保護専攻 1年
高田雅史です。
この時期の、ザトウクジラの親子連れ写真には感動しました。
生で見れるのを今から楽しみにしています。
はじめまして。ブログを見てくださって、有り難うございます。
甘えて遊んでいる子クジラは、実に愛らしいです。
それを受け入れてる母クジラのしぐさは、とても優しいです。
ぜひ機会をつくって、彼らに会いにいらして下さいね。