昨日と今日の二日間、某中学生団体のツアーです。

小笠原に到着した昨日は、午後に宮之浜に集合しました。
海のゴミについてのレクチャーのあと、スノーケリングのレッスンをしました。
器材の使いかたから、海面での浮かびかた、呼吸のしかた、泳ぎかた、と進みます。
皆さま、すぐに慣れたようでした。
さあ、今日は船に乗って海に出ましょう。

まずは、南島を目指します。
サメ池から上陸して、東尾根、扇池と歩きます。
大勢で混んでいましたが、好天で青と白のコントラストがいっそう映えていました。
いちばん注目を受けて人気だったのは、ヒロベソカタマイマイの半化石でした。
熱心にいろいろ尋ねられ、私にとって専門外の鋭い質問にはちょっとたじたじでした。


船に戻り、クジラを探しました。
小港沖のザトウクジラは、呼吸間隔20分と長めでした。
ブローを繰り返してから、フルークを上げて潜っていきます。


その沖に3頭のクジラがいました。
親子とエスコートです。
珍しく、この母クジラは、エスコートと共に尾ビレを上げました。


突然、子クジラが跳びました!
いっせいに歓声が上がりました!


子クジラは、何度も跳び続けました。
まだ小さいのに、いっちょ前に水しぶきを上げてます。


くたびれちゃったのか全身を見せなくなっても、上半身を突き出します。
元気な子クジラは、ウォッチャーたちを大いに盛り上げてくれたのでした。


お昼休憩は、小港に上陸しました。
それから、兄島海域公園へ向かいました。
ここで、ウエットスーツを着て、いよいよ海の中を見に行きましょう。
昨日の練習の成果があり、皆さま、上手に泳いでらっしゃいます。
サカナたちに興奮して、スノーケルをくわえたまま喋ってるさまがおかしいです。


青い空に白い雲、青い海に色とりどりのサカナたち、こんな島があることをずっと覚えておいて下さいね。
そして、大きくなってからまたいらして下さると嬉しいなぁ。


途中でもクジラのブローを眺めつつ、帰港しました。

二日間、たっぷり海を楽しんでいただきました。
明日は森を歩く予定だそうで、小笠原の隅々まで堪能できそうですね。