イルカの棲む海

昨日よりもうねりが大きくなっています。
でも、天気はより良くなってきました。

南島瀬戸は浅いので、海が荒れがちです。
隆起サンゴの岩々に波が当たって、大きなしぶきが上がっていました。

ジニービーチも、すっかり波に洗われてました。
サンゴダストの砂も海に攫われてしまうでしょうか。
それでも、風はそれほど強くないので、巣立ち前のカツオドリのヒナが崖から落水する畏れはなさそうです。

ゆっくりと、イルカを捜しながら走りました。
なかなか背ビレを見つけることができません。
タコ岩も、波しぶきに白く染まっていました。

キャベツビーチでスノーケリングにしましょう。
いつでも透明度が良く、サカナたちに囲まれる、最高の場所です。
例年になく水温も高いから、皆さま、長い時間、海の中を楽しんでらっしゃいます。

西島をぐるっと回り込んで、滝之浦に入りました。
うねりもなく穏やかな入江の中には、ダイビングボートがたくさんいました。
私たちもブイに停まって、ランチにしましょう。
海に入ると、海底の船の様子がよく見えました。
やや深めではありますが、目標を決めやすく、潜る練習にいいですね。

東と南の海域は大荒れなので、西から北へ回りました。
孫島瀬戸まで走りましたけど、やはりイルカを見つけられませんでした。
他船からの情報もなく、うーん、残念です。

瓢箪島に止まって、スノーケリングです。
タカサゴの大群や大きめのアジアコショウダイ、鮮やかなツノダシなど、ここならではのサカナも見られました。

今日のイルカたちは、東側で波乗りして遊んでいるのでしょうか。
「イルカの棲む海」のご案内となってしまいましたが、次の機会には、改めて、「小笠原の海に棲むイルカ」に遭っていただきたいです。（TOMOKO）