今夕方、父島で小笠原返還50周年記念パレードが行われます。
石井国交大臣や小池都知事が来島されて、島内は祝賀ムードいっぱいです。
おがさわら丸も、満船飾で祝っていました。

とびうお桟橋を出てすぐの「枝サンゴ」で、身体慣らしのスノーケリングをしました。
旗で着飾ったおがさわら丸も目の前です。

船を走らせ、南島へ向かいました。
南東の風が強く、サメ池は荒れていますが、扇池は穏やかです。
泳いで上陸すると、タイミング良く晴れ間が広がってくれました。

ジニービーチ・ジョンビーチを眺めて、北上します。
キャベツビーチでスノーケリングタイムです。
サカナの多さと透明度に魅せられ、皆さま、疲れるまでたっぷり泳がれていました。

風が届かない穏やかな滝之浦に移動して、ランチを取りました。
腹ごなしに、ここでもスノーケリングを楽しみます。
その時、仲間の船からイルカの情報が入りました。
早めにお昼休憩を切り上げて、イルカの元へ急ぎます。

タコ岩にミナミハンドウイルカが3頭いました。
すでに4隻の船が集まってスイムしていたため、私たちは順番待ちです。
イルカたちは、潜っている時間が長く、浮上する方向も不規則です。
船の下を通ったりジャンプしたり、順番待ちのあいだにその様子を観察していました。

私たちの番が回ってきて、早速泳ぐ準備をします。
イルカにタイミングを合わせてエントリーすると、真下をイルカたちが泳ぎ去りました。
動きが早く、ヒトには全く興味がないようです。
それでも透明度が良いから、イルカの姿は良く見えます。
水温も高く、イルカを見ながら泳いでいるだけでも気持ちいいです。

寄ってきたイルカがいたので、カメラを向けると、口を開けて威嚇されてしまいました。
もう、近付くヒトが煩わしいようです。
ごめんね〜。
さすがハクジラ、口の中には円錐形の歯がキレイに並んでいました。

スイムを終えて船を走らせると、先程のミナミハンドウにハシナガが合流したとの情報が。
Uターンし、今度はハシナガウォッチングです。
40頭程のハシナガイルカが、やや広がって泳いでいました。

イルカたちは波乗りしながら遊んでいます。
ハシナガを見ていると、ミナミハンドウが近付いてくるときもありました。
2種が並ぶと、その大きさや姿の違いがよくわかります。
午後は、イルカ三昧となりました。

最後に、境浦の濱江丸でスノーケリングです。
今日は朝から泳ぐチャンスが多かったのですが、ここでも皆さまよく泳がれます。
街中はパレードにより車両通行止めで、お帰りは青灯台に着岸しました。

今日のミナミハンドウはお急ぎモードで、邪魔をするなとカメラ目線でお怒りポーズをいただきました。
イルカたちはやはり野生の生きもの、ヒトに都合を合わせていつでもご機嫌なわけではありません。
良いときはもちろん、悪いときの彼らに気づいてあげるのも、イルカに寄り添う第一歩です。
彼らと良い関係が築けるように、状況を見極めながらこれからもスイムしていくつもりです。(NAOMI)