昨日よりも海が穏やかになりました。
出港して、まず南へ走ります。
南島扇池から泳いで上陸です。
タイミング良く、誰も居ない扇池を堪能できました。

船に戻り、南へ回り込みます。
ハートロックを眺め、ジニービーチまで来ました。
そこへミナミハンドウイルカの情報です。
サメ池前にいるとのことで、早速お邪魔します。

5頭のイルカが、サンゴダストの上を泳いでいきます。
イルカ同士のんびりモードで、ヒトに寄ってくる気はなさそうです。
それでもゆっくりしているので、いつまでも追えてしまいます。

かと思うと、次のエントリーではヒトのすぐ側まで近付いて来ました。
潜ってみると、1頭がくるくる回って遊んでくれます。

遊ぶ気になったのかと思うと、その次はまた素通り。
ほんとうに気分屋のイルカたちです。

4回目のエントリーでは、イルカが増えて、12頭の群れになりました。
3組の親子の中には、ライティ・ライン親子もいます。
子イルカのラインは、だいぶ大きくなって、ヒトに興味津々の様子。
近寄ってきてくれる、のですが、そんなに早く泳ぎ回られてもついて行けないよ〜。
そのうちに、ラインもヒトとの遊び方を学習するでしょう。
船上からのウォッチでも、舳先下でこちらを見上げてくる可愛らしいラインでした。

イルカから離れたあとは、北上し、キャベツビーチでランチタイムです。
春の大潮のため、潮の流れが一段と強いですが、水中の美しさはいつもとかわりません。
混み合うお昼時のはずですけど、私たちだけの貸切スノーケリングになりました。

午後は、弟島黒浜まで北上し、Uターンします。
西島の沖合を走ろうとしたとき、ザトウクジラのブローを見つけました。
今日もまだザトウが残っていました。

尾ビレを見ると、昨日とは違う個体です。
6〜7分間隔の呼吸で、頻繁に浮上してきます。
あまり長く潜らないぶん、ブロー回数も少なく、2〜3回で潜っていきます。
その時に尾を上げたり、上げなかったり。

このザトウは、どんどん南へ進んでいきます。
そろそろ北へ旅立たなければいけない時期なのに、まだ移動するつもりはないのでしょうか。
もう、お腹はペコペコのはずです。
いつまでも見られるのは嬉しいですけど、早く採餌海域へいって欲しいものです。

12頭ものミナミハンドウイルカに、南へ逆走中のザトウクジラと、見応えたっぷりの1日でした。
好奇心旺盛のラインは愛らしく、これからの成長が楽しみです。(NAOMI)