北風が吹いていて、少し肌寒く感じます。

まずは南島へ向かいました。
今は自然観察路立ち入り禁止期間で、サメ池からの上陸は出来ませんが、扇池から泳いで上陸し、砂浜のみの利用は可です。
空いている砂浜散策を楽しんでいただきたかったのですけど、うねりが入ってきてました。
残念ながら、上陸は諦めました。

ジョンジニービーチを眺めて、ジョン沖でスノーケリングをしましょう。
ちょっと揺れがありますけど、今日はどこもやや波があるので、ちょうどいい体慣らしになるでしょう。
昨日のレッスンツアーに参加されたかたを先頭に、次々海に入られました。

凪いでいる南側を走り、ハートロック背景に記念写真を撮りました。
天の浦まで来たところで、イルカ情報がありました。
さっそくそちらへ行きましょう。

西島に、ミナミハンドウイルカ11頭がいました。
雄のイルカたちが互いに絡み合っています。
水面にいると、海中からジョーたちが遊びながら浮上して来ました。


雄たちは、数頭づつまとまってはしきりにラビングしています。
楽しそうな姿を見てるだけで、こちらも笑顔になってしまいます。


誘うと回ってくれるイルカもいました。
ヒトを嫌がってないので、皆さま、近くでたくさんのイルカを見ることができました。


兄島海域公園キャベツビーチでランチにしました。
お一人参加の女性ばかりのせいか、すぐ打ち解け合って、船上はお喋りで賑やかです。
食事が終わるや否や、それぞれがスノーケリングです。
まだ水温が26℃もあり、ラクチンで泳げます。
いつまでも泳いでらして、なかなか船に戻ってらっしゃいませんでした。


西側を北上し、弟島で2頭のミナミハンドウイルカを見つけました。
泳ぐ用意をしたのですが、あら、どこへ行ったのかしら。
いったんは船に近付いてきたのに、それきり見失ってしまいました。
親子イルカだったので、子をかばって神経質だったのでしょうか。

そこへ、イルカ情報です。
瓢箪島でミナミハンドウがいるとのことです。
場所柄、午前と同じ群れかもと思いつつ、確認のために水中へ入ります。
14頭のイルカで、まっすぐ来てそのまま通過していきます。
午前に見たイルカは見当たらないから、別の群れでしょうか。


イルカたちは、方向を変えることなく、ゆっくり泳いでいきます。
ヒトと遊ぶ気分ではないようですが、並ぶことは出来ます。


5回目のスイムで、あらま、ジョーがいるのに気付きました。
同様に、ノッチもいますね。
午前の群れに他のイルカたちが合流したのでしょう。
数が増えているぶん、まとまっている群れがイルカの川のようです。
なかなか見応えがありました。


滝之浦のバラ沈で、スノーケリングしました。
先ほどのキャベツビーチより深く、全く異なった景観です。
アフタヌーンティで暖まりながら、まだ兄島から聞こえるオガサワラゼミの声に耳を澄ませました。


日没もだいぶ早くなり、日が傾くのも早いです。
今日のイルカについてのお喋りをしながら、帰港しました。


小笠原も、海ではそろそろ冬の兆しです。
これから来島されるかたは、暖かい上着をご用意下さいね。