賑やかなツアー

太陽が出ました。
気持ち良い日射しに、ワクワクしながら出港です。

まずは、枝サンゴに留まってスノーケリングをしましょう。
ベテランさんは肩慣らしを、ビギナーさんは初歩から覚えます。
船から海への入り方や戻り方も練習しましょう。
一面に広がるサンゴを眺めているうちに、皆さま、すっかり慣れたようです。

湾を出てすぐに、ハシナガイルカの群に会いました。
80頭がゆっくりしています。
船にも寄ってきて、水面下に美しい全身がくっきりと見えました。
背ビレの林立にも歓声が上がります。

子イルカは、まだ呼吸の仕方がヘタッピです。
勢い余って、上半身が水面上に出てしまいます。
元気に育ってね。

イルカの情報があり、南丸根へ向かいました。
水中に入ると、９頭のイルカたちがまっすぐ向かって来ました。
若いイルカは、こちらを興味津々で見ています。

ヒトにも寄ってくるし、イルカ同士で絡んでもいます。
若オスの集団でしょうか。
エントリーのたびにイルカの行動が異なるのが、面白いです。

このイルカは、並んで泳ぐこちらを振り返っています。
笑ってるような口もとですね。

イルカと泳いでから南島に行きましたが、波があります。
いったん離れて、兄島海域公園まで走りました。

キャベツビーチでランチとスノーケリングです。
ここがお気に入りのリピーターさんは、待ってましたと、さっそくアッパーデッキから飛びこんでらっしゃいました。

午後は、父島の東から南へ回りました。
天の浦の前で、マンタを見つけました。
急いで水中に入ります。
じきに潜ってしまいましたが、それでも優雅に泳ぐ大きな姿が見られました。

再度、扇池を覗きましたけど、まだ波があります。
残念だけど、今日も上陸は断念しました。

南島瀬戸の南で、イルカを見つけました。
12頭のミナミハンドウイルカが遊んでいます。
その遊び気分のままで、ヒトにも寄って来てくれました。
海の中はチーチー・ピーピー・ジジジジと、イルカの声が賑やかです。

潜って見上げると、太陽を背景にしたイルカが眩しいです。
この青が、なんて気持ちいいのでしょう。

イルカたちは、じきにふたつの群れに分かれました。
9頭は北へ、3頭は東へ動き始めました。
もうイルカの会合は終わったのでしょうか。

南島の岸壁では、あちこちにカツオドリのヒナが見られています。
もうだいぶ育ってるので、両親は揃って餌獲りに行ってると思われます。
ヒナはじっと親ドリの帰りを待っていました。

今日のお客様はひとつのグループでまとまっていたので、仲良く賑やかでした。
イルカにもたくさん遭えて、笑顔たっぷりで帰港されました。