南にできた2つの熱帯低気圧の影響で、うねりが出てきました。
これから海が悪くなる予報ですが、西側はまだ問題ありません。
早速、出港しましょう。
二見湾を出て、南に向かいました。
南島の扇池は、うねりがあたって波立っています。
南島への上陸は諦めました。
ハートロック背景に写真を撮ったあと、イルカの情報が入りました。
船は南島に引き返します。南丸根の近くで、4頭のミナミハンドウイルカです。
うねりの中、イルカたちは波乗りをして遊んでいます。
動きが早く、不規則で、ヒトが水中に入ってもすぐ泳ぎ去ってしまいます。
でも、次第にイルカたちのスピードがゆっくりになってきました。
タイミングをみてエントリーすると、並んで泳げました。
ヒトと遊ぶ気はないようですが、向きを変えることもなく、4頭まとまってこちらにやってきます。
水面は波があっても、潜ってしまえば関係ありません。
青い海でのスイムが気持ち良いです。
ジョンビーチ・ジニービーチを眺め、船を北上させます。
兄島の滝之浦にハシナガイルカがいました。
70頭ほどの群れでしょうか。
穏やかな入り江で休息中のようです。
70頭ものイルカが一斉に浮上するさまは、壮観です。
皆さま、夢中になってカメラのシャッターを切られていました。
お昼とスノーケリング休憩は、キャベツビーチでとりました。
雨が降ったり止んだりで、船上より水中の方が暖かく感じます。
一度海に入ると、上がりたくなくなってしまいます。
キャベツビーチを出たあとは、滝之浦の岸寄りを走ります。
今朝から降り続ける雨で、あちこちに滝ができていました。
一番大きな滝の水量は、見事なくらいです。
水不足中の父島のダムにこの水全てを貯めたいところですが、そう上手くいきませんね。
何本もの滝の中には、打たれて修行ができそうなものもありました。
兄島の西側を北上して、弟島の黒浜でUターンします。
西島を回りながら、滝之浦に戻ってくると、午前中に見たハシナガがアクティブになっていました。
またウォッチングしましょう。
あっちでもこっちでもジャンプ・ジャンプ・ジャンプ。
中には、連続ジャンプを繰り広げるイルカも。
5回・10回・15回・・・いったいあなたは何回跳ぶの?!
ジャンプをしながら、ツアー船の周りを行ったり来たりしています。
そのたびに、それぞれの船から歓声が上がっていました。
群れ全体が、沖に泳ぎだしました。
波乗りをしながら自在に泳ぎ回るイルカたちに付いていきたかったですが、海況も悪くなったので、離脱しました。
最後はバラ沈でスノーケリングをして、帰港しました。
アフタヌーンティとしてサーブする温かい飲み物が好評でした。
生憎の天気ではありましたが、ミナミハンドウ・ハシナガと2種類のイルカと出会えました。
また、ハシナガは午前と午後の行動の違いをご覧いただけるツアーとなりました。(NAOMI)