出港前から、湾内にイルカの情報が入っていました。
湾口にハシナガイルカとミナミハンドウイルカの混群とのことです。
まずは、ミナミハンドウを目指してスイムしていきましょう。

4頭のミナミハンドウが見えました。
ヒトのことは素通りして、真下を通っていきます。
でも、スイムを重ねるうちに、ヒトに寄ってくるようになりました。
潜って誘うと、クルクル遊びます。

先程までの素っ気なさが嘘のように、私たちの周りを泳いでくれます。
いつまでも近くに留まってくれるので、私たちヒトが1箇所に集まって大渋滞を起こすほど。
最終的には8頭の群れになり、ヒトとたっぷり遊んでくれました。

船団に囲まれた、アクティブな子クジラがいました。
スイム後の私たちもそこに加わります。
ブリーチを繰り返した子クジラも、さすがに疲れたのか、次第に大人しくなりました。
付き添うエスコートクジラの胸ビレが、水面下で水色に輝いています。

先ほどのハシナガイルカも、まだ近くにいます。
今度はハシナガウォッチです。
50頭程の群れが広がって、船の全周がイルカに囲まれています。

イルカ同士、じゃれ合っている姿も見られます。
舳先にも寄ってきてくれます。
下を覗き込むと、彼らのシャープな体つきがくっきり観察出来ました。

先程のザトウ親子がタコ岩まで動いていたので、再度ウォッチングです。
母クジラは面倒見が良く、すぐ子どもの隣に浮上してきます。
尾を持ち上げて綺麗に潜ってくれる、母クジラにしては珍しい動きです。
子クジラは、散発的にブリーチやテールスラップなどを見せてくれます。
じっとはしていられない、わんぱくな性格なのでしょう。
大人になったときには、特大ブリーチで私たちを楽しませてほしいですね。

瓢箪島にも親子クジラです。
しばらくウォッチしていても、浮上する位置がほとんど変わりません。
母クジラの様子から察するに、どうやら寝ているようです。
穏やかなこの場所で、束の間の休息です。

兄島海域公園のキャベツビーチで、お昼とスノーケリング休憩です。
太陽光のおかげで、水中もより一層輝きます。

午後は南に下りました。
南島の扇池は、時たま波が起こりますけど、合間を見て泳げそうです。
ご希望のかたは、南島へ上陸しましょう。
その間、船に残られたかたはクジラウォッチです。

南島組をピックアップすると、いきなりイルカが現れました。
水中へ入ると、4頭のイルカたちです。
とってもご機嫌にヒトと絡んで遊びます。
群れの全頭がフレンドリーなんて、滅多にない出会いです。

ラインとライティ親子もいました。
一番元気にはしゃいでいるのはラインでしょうか。
あっちこっちに泳ぎ回り、見ているこちらが目を回しそうです。
水中のアオウミガメにイルカがちょっかいをだす、そんな珍しい場面にも遭遇しました。

ジニー・ジョンビーチの前を通り、最後にクジラをウォッチします。
親子とエスコートの3頭です。
アダルトたちはそれぞれフルークアップし、潜っていきました。

今日のツアーは、イルカにクジラにひっきりなしの出会いでした。
イルカたちもフレンドリーで、大満足の1日です。(NAOMI)