おがさわら丸出港前の半日ツアーです。
二見湾を出てすぐ、2頭のザトウクジラを見つけました。
ブローを繰り返してから、それぞれ尾を上げて潜っていきました。
と、そのずっと沖でダブルブリーチをしてるクジラが!
それ、とばかり、目指して走ります。
ダブルブリーチはそれきりでしたが、近付くと交尾集団のザトウでした。
親子を4頭のオスクジラが追いかけています。
どのオスも、激しいブローを上げています。
勢いよく頭を突き出しては、他のクジラにのしかかるクジラもいます。
こちらでは、水面上に高々と尾ビレを上げています。
そうら、立派な尾ビレだろう、オレは強いのだぜ、と自慢してるよう。
その迫力に魅せられながら、競い合う集団についていきました。
そのうち、ペダンクルスラップやテールスラップも披露してくれました。
さて、いったいどのクジラが勝者となるのでしょうか。
とはいえ、母クジラは授乳中だから、交尾はしないはず。
実は、勝者はいないかと思われるのですけどね。
この群から離れかけると、後ろで別のクジラがダブルブリーチを繰り返してます。
向きを変えてそちらへ向かいますが、近付くにつれて、ブリーチからテールスラップ、ペックスラップと変わりました。
やがてスラップも止んでしまいましたが、やはりこれも6頭の交尾集団です。
動きが不規則で、顔を見せるクジラもいました。
この群も、競い合って泳いでいます。
あっち向いたり、こっち向いたり、くっついたり、離れたり。
ザトウたちの恋のシーズン真っ只中です。
クジラから離れたとたん、ミナミハンドウイルカを見つけました。
波乗りして遊んでいます。
さっそく水中へ入ってみたら、イルカが寄ってきました。
10頭のイルカたちはゆっくり泳いでいます。
ヒトともしばらく並んで泳がせてくれました。
「こんな近いのは初めて!潜れないのに、イルカから近付いてくれた!」と喜ぶかたも。
泳がれないかたは、船上からイルカたちをウォッチされてました。
船首波に乗るイルカもいて、その動きを見ていても楽しいです。
最後には、湾内でマンタを見て、帰港しました。
限られた時間でも、大満足のウォッチ&スイムとなったツアーでした。