西からうねりが届いています。
それでも、波予報よりは穏やかで、一安心です。
出港して、船は南下しました。
北丸根のあたりで、ミナミハンドウイルカを見つけました。
ややうねりもありますが、皆さま、事前にスノーケリングを練習されたかたばかりです。
早速、泳ぐ準備をします。
エントリーすると、11頭のイルカがいました。
ヤングが1頭、こちらに興味を持ってやってきました。
そのまま回ってくれるのかと思うと、スイっと通り過ぎて空振りです。
また寄ってきたので、誘ってみても、やっぱり空振り。
どうやら、このイルカに弄ばれているようです。
群れは北へ移動していて、周りの景色がどんどん変わっていきます。
水中に入るたびに見える頭数も違います。
2組の親子がいて、子イルカが母イルカの周りをうろちょろ泳ぎ回っています。
もう少し大きくなれば、ヒトにも近付いてきてくれるかな。
北上し続けるのかと思ったら、彼らはまた南へ戻ります。
西沖から来たイルカと合流して、動きが変わったたようです。
今年生まれのカツオドリもやってきて、何があるのかとこちらを観察していました。
イルカと泳いだあとは、南島へ向かいます。
扇池のアーチの下は、うねりの影響でバシャバシャしています。
今日は上陸を断念しました。
南側へ回り込んでサメ池を覗くと、こちらはだいぶ穏やかです。
けれど、今は植生回復期間のため、正面に見える自然観察路を利用できません。
いつも船が停まっているサメ池にも、1隻も姿が見えません。
海の透明度も良く、下に広がるサンゴやサンゴダストに目を奪われます。
ハートロックをご覧いただき、ジニー・ジョンビーチ前を通ります。
そのまま船を走らせて、兄島海域公園のキャベツビーチでお昼休憩です。
たくさんのサカナに囲まれながら、スノーケリングも楽しまれていました。
午後は、兄島・弟島周辺でイルカを探し、西島まで来ました。
イルカの背ビレを見つけましたが、そのままロストです。
複数頭いたようだったのに、波に隠れて泳ぎ去ってしまったのでしょうか。
滝之浦のバラ沈でスノーケリングをしました。
最後に境浦の濱江丸をご覧いただいて、帰港しました。
ザトウクジラの噂も聞くこのごろ、私たちもイルカと共にザトウ探しに力が入ります。
今シーズンのツアーでのザトウ初確認はいつになるでしょうか。
ツアーに出るたび、ワクワクドキドキです。(NAOMI)