昨日に続いて、空は雲に覆われています。
波はだいぶ収まりましたので、南島へ向かい、扇池を覗きました。
さすがに昨日の強風で、まだうねりが残っていました。
今日も上陸は諦めました。

ジニービーチを眺めて、ハートロックで記念撮影です。
雨に濡れた岩肌が濃い色となっていて、見上げるといっそう迫力があります。

東へ回り込んで、クジラを見つけました。
白い雲を背景に、ブローもなかなか見にくいです。
15分間隔で浮上するので、もしかしたらシンガーかと水中マイクを入れてみましたが、どうやら違ったようです。


次に見つけたクジラは、8分間隔です。
これならウォッチしやすいと喜んだのに、すぐに15分と長くなってしまいました。
オトナのクジラとしては典型的な呼吸間隔ではあるのですが、待つ身としての15分はけっこう長いですね。


兄島海域公園キャベツビーチで早めのランチにしましょう。
ぱらついていた雨も、ちょうど上がったようです。
食事もそこそこに、勇んでスノーケリングされてました。

そろそろ出ましょうか、というところへイルカの情報です。
なんという、グッドタイミング。
ドブ磯に向かい、イルカを確認して水中へ入りました。
イルカたちは磯の周りで行ったり来たりしています。
昨日会ったのと同じ群れで、ヒトの周りにも集まってきて、一緒に遊んでくれます。
クマササハナムロの大群の中を泳ぐイルカたちの姿が美しいです。


ご機嫌だったイルカたちですが、その後、見失ってしまいました。
イルカを探していると、かなり沖でザトウクジラがブリーチを始めました。
2頭が交互に、または同時に、海上に身を躍らせます。
そちらへ行きかけたけど、ちょうどクジラたちはおとなしくなってしまいました。
なので、改めてイルカを捜し、ようやく見つけました。
でも、海に入っても、イルカたちはもう、ヒトと遊ぶ気はなくなってるよう。
諦めましょう。また次の機会に遊びましょうね。


釣浜でスノーケリングとアフタヌーンティをとりました。
泳いだあとは肌寒いので、温かい紅茶やココアが好評です。

西へ戻り、瓢箪島の沖で1頭のクジラを見つけました。
次の浮上を待ってる間に、南の3頭を確認、そちらへ移ります。
呼吸間隔短めで、あちこち向きを変え、尾を上げずに早い動きで潜っていきます。
交尾集団になりかけかしら。


その南の親子クジラは、ゆっくりしているようです。
見ていると、子クジラが船に寄って来ちゃいました。
水面下の胸ビレもよくわかります。


母クジラも、コドモに続いてすぐ近くに浮上してきました。
並ぶと、大きさの違いが目立ちます。
ブローの勢いや高さも、コドモとはまったく異なります。


母クジラは、ゆうゆうと尾ビレを上げて潜りました。
子連れのクジラは神経質になりがちで尾を上げないことも多いのですが、大らかな性格の母さんなのかしら。


この頃にはようやく太陽も出てきました。
海は青く輝き、水面のクジラの黒い体表が映えます。
親子たちに別れを告げて、帰港しました。